【迷宮(アトラス)のすすめ】
<冒険者は必ず入る前に以下の内容を確認しましょう>
① アトラスに酸素はありません。代わりに魔素があります。迷宮内の生物と物質は、すべてこの魔素の影響下にあります。
② 地上の生物と物質は、魔素に触れると分解されます。皮膚も、衣服も、荷物も例外ではありません。
③ アトラスへ入る者は、魔力で酸素膜を張ります。膜は身体だけでなく、衣服と携帯品のすべてを包み込まねばなりません。膜の外に出たものは、その瞬間から分解が始まります。
④ 酸素膜は常に魔力で維持します。膜の中の酸素は行動とともに減り、膜は薄くなります。薄くなった膜は張り直しましょう。張り直しの回数を「呼吸回数」と呼びます。
⑤ 張り直した瞬間、膜の中の汚れた空気は外へ捨てられます。換気もまた呼吸回数に含まれます。酸素のない迷宮内での張り直しは回数が深い程魔力を消費し、膜が切れる隙も増えます。
⑥ 魔力のない者は膜を張れません。息を止めても、地上の身体は魔素に耐えられません。
⑦ 迷宮は現在、第一層から第十層まで確認されています。六年前の古樹による捜索で、さらに下があることは判明しています。ただし公式記録ではないため、第十一層へ続く扉までの必要呼吸回数が未特定となり、人類が到達した階層は十層までです。
⑧ 各階層の必要呼吸回数は、冒険者と有識者の協力により年々、一回ずつ減らされてきました。現在、幹級であれば第五層まで安定して探索可能とされています。
⑨ 現在確認されている最小呼吸回数は、第一層往復で7回です。浅い層でも、戦闘・長居・装備の露出があれば回数は増えます。手引書の更新を確認し、自分の膜が何回持つのかを把握してから潜ること。
⑩ 迷宮内には酸素を嗜好品として好む生物が多数存在するため、注意しましょう。戦闘になったら自分の膜を維持しながら、捕食されないように戦いましょう。
どうやって戦闘しろっていうんですかね。




