42話『悲惨ではないそれは成長』
◆◆◆◆◆◆◆レイテルside◆◆◆◆◆◆◆
…ああ…そうだった。
ドラゴンに言った【戻ってくる】も、私は叶えられなかった。
でも、それだけじゃなくて
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「はぁ……なんとか隠れれたのだ……」
酷いのだ……死ぬかと思ったのだ……
「……メンタル死ぬのだ。
物語は大体ノリでなんとかなるのだ。」
ただ二次の胸糞監禁小説書いてた私が言えたことではないのだ。
あれ
「……す…まほ…」
……私のスマホ…どこに行ったのだ?
電源は付かなくても、あれは…必要なのだ。あ、あそこにあるのだ。
「……っ!!!」
「ノリでなんとかなる訳が無いだろう?
この森はボクの領域なんだから。」
ふぇっ!?あっあれなのだ!!
コイツ多分『ヤンデレ属性のバフ』ついてるのだ!!
何処でも追い付いてくるバフがついてるのだ!!
知ってるのだ!!監禁エンドデイリー二次小説書いてるから!!
「……お前に構ってる暇ないのだ。
早く退いてくれなのだ。」
……わんちゃん冷たく接してれば勝手に戦意喪失…
「…最後まで、ボクを見てくれないんだね。」
「愛ってそんなものなのだ。
お前はもう飽きたのだ。」
してくれねぇのだ!!当たり前なのだ!!!ていうか殺意増幅させちゃったのだ!!
……なら、良いのだ。
…ここで私が死ぬのも、ある意味作戦のうちなのだ。
取り敢えず変身は解いて置くのだ気まずいのだ……
「…なら死ねよ!!」
「…ッ゛!…!゛」
首…絞められてるのだ。
首を絞められるのは初めてなのだ。
……苦しいのだ。
「どうせ最初っから!ボクのことを弄んでたんだろ?!
……ボクなんて!……ボクなんて!結局お前の使い捨ての玩具でしか無かったんだろ…!」
…違…いや違くないのだ……?
…………結局私は他人の責任にしたいだけだったから。
私は元々、 死ぬことも出来ないどうしようもない死に損ないだっただけなのだ。
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……それでも、幸せだったのだ。
高校生になって出来た友達のことを大好きだった私の…幸せに。
【ありがとう】
それだけを伝えれたら、諦められたかもしれなかった。
でも、それは無理だったのだ。
いつも乗る、始発のバス亭で友達とスマホでメッセージで話していた私は。
バスに引かれて血塗れになったから。
『あれ?スマホが反応しない。』
「……■…っ?ぃっ…■…!…ぁ!」
無理だった。
スマホは、反応してくれなかった。
思い出した過去の記憶は、あまりに退屈そうだった。
『あっこの水滴のせいか。
紙~、紙どこにいったかな?』
手の平はもう、血で染まっていたから。
「■…っ…■!!っぁ…■■!
■…■…!!!!」
最後、赤く染まった視界の中見たのは。
大好きな友達とのメッセージ。
【じゃあ学校で待ってる!】
…そんな簡単な約束すらも、叶えられなかった。
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本当は…本当は…心の底から
……友達を失ったまま、この世界で過ごせ……って。
ずっとずっと、嫌だったから。
「がはッ……ぐっ……」
「……」
ねぇ……ずっと思ってたのだ…お母さん。
…こんなことなら……
『……アンタなんて死ねば良いのに。』
あの時に…殺して欲しかったのだ。
私がアイツらと出会う前に…アイツらを…置いてくことになる前に…
転生なんてする前に…私が生きたいと思い始める前に。
でも
「ははっ…生き…たいのだ…」
誰が『生きたい』って思ってる奴を救おうと思う?
誰が『死にたい』って思ってる可哀想な奴を置いて生きたいって思ってる奴を救おうと思う?
そんな疑問を抱えて生きることになる前に。
終わらせて欲しかったのだ
「…まだ…ッ■」
なぁ…神様…私に更正を望むなら……返してくれなのだ…私の友達を。
私の希望を。
「何を今さら…!!!」
「ッ゛…!!■」
でも…ドラゴン、少しあそこでお前が居た事も、嫌じゃなかったのだ。
命懸けだったし、理不尽だったけど……
「…ぁ…■…ぐ…■…」
……私、構ってちゃんだから。
こんなに憎悪を向けられるのがどうしようもなく、嬉しかったのだ。
「償えよ!!最後くらいは!!」
「ッ゛…゛■■…■」
ずっと、消化不良だったから。
「……ボクの…ことを…見てよ……」
…でもきっとそれは叶えられないのだ。
もう、私は最愛を作らないのだ。
でも。
「……わ…た…■…し……■」
……私のこと見てくれてありがとうなのだ。
カルミア。
◇◇◇◇◇フィルミア?カルミア?side◇◇◇◇◇
「っ……?」
…ガシャン、と母さんの身体が枝の上に落ちる。
気付けば母さんの身体はだらんと力が抜けて、もう動かなくなっていた。
「…ははっ…
ねぇ…ざまぁ…みてよ……」
自業自得で、可哀想…なんて思って無かった…のに
無駄に綺麗な口で毒を吐くから…つい手が滑って…
「…っボクは……!ボクは……母さんに……」
……母さんの身体が惜しいなら人形にでもゾンビにでもすれば良い。
そう思ってたのに…
「…見て欲しかった…だけ…なのに……」
……死んだら……もうなにも見てくれないじゃないか…
「…起きてよ…起きてよっ!
母さんっ……!」
廃墟に母さんがいつ戻ってきても良いようにって準備してたのも…っ!
『お前……!意外と使えるのだ!
優秀なのだ!好きなのだ!』
母さんを守るんだって頑張ってきたのも……!
『んなー、私意外とメンヘラなのだ。
でも捨てられるのも、悪くは無いのだ!』
……母さんの為に…全部捨てたのも…
『別にお前を縛りたい訳じゃないのだ。
でも、お前がいるのは気分が良いのだ!』
ボクが…壊したの?
『…覆水盆に返らず、それだけは覚えておけ。』
……アリス…
「…母さ…母さんっ…!
ボク…っ……本当に……見て欲しかった…だけなんだ…よ…」
ボクだって…一人は…いやだったから……
だからずっと一緒に居て欲しかったのに…
「……置いて…行かないで…!
もう一人にしないでよっ!
……どれだけお願いしても…一人にするなら……」
……母さんが居ない世界なんて……そんなもの……ボクは……
「……絶対に…あの世でも責任取らせてやるから……!」
……一人になるくらいなら。
母さんと同じ所へ……!
「バットエンドはっ許しません!!」
「…っ……!」
おまけ★
【主人公くんにビビるミチルちゃん。】
「えっ…!?まって!
そんな…こと……あり得るの!?」
「ミチル、どうしたのだ。
…………それと、変態。」
「レイテルたん!こんにちは!
変態…というのはミチルたんと僕だけなら良いんですけど…問題になるのは嫌なのでミチルたんと僕の前だけでお願いしますね。」
「善処しないのだ。」
「あっ僕と二人だけなら勿論ウェルカムです!
あだ名を付けて貰えてすっごく嬉しいです!」
「そんなことよりッ!
本当の事なのなの!?」
「はい!攻略しててすっごく楽しくて今でも全部覚えてます!!」
「あのラスボス『終末の満月』をにぃ様とミチルだけで15回以上倒してミチル自殺イベントを回避した上で、にぃ様だけで専用任務の戦闘をクリアすること必須条件、周囲の好感度を上げてミチルの釈放させてから、ミチルの隠しステータスの『遺恨』を下げながら、にぃ様の隠しステータス『自己否定』を下げて、最後ににぃ様とミチルの問題を解決してやっと好感度がまともに上がるようになる、あの難易度★8のアズとミチルのダブルトゥルーエンドを達成したってのは!?
でも普通そんな……!!ミチルとアズだけだと火力不足の筈じゃ!!」
「なげーのだ。最初に戻るななのだ。」
「……えっ?」
「仕様を知ってる私でも火力不足で攻略出来なかったのにッ!」
「調整しろなのだ。」
「倒す度にミチルたんの後ろの月が満ちてくのが綺麗で…えへへ…
あとミチルたんのラスボス姿がかわゆい
でもあのッ!ちょっーと……」
「安心してプレイヤースキルによっては無凸でクリア出来るわ。」
「凸しててもやりたくないのだ…それ…」
「!!待って下さい!ミチルちゃんの自殺イベントってなんですか!?」
「…んな…?まさかコイツ……」
「…ほぼ確定イベントのミチル自害未遂を一回も通ってない……ってこと…?」
「え?た…多分……!
そうですね!」
「一回目で辿り着いた人が居たの…?」
「……変態なのだ…?
…もしかしてなのだ。」
「「……チーター…?」」
「…っ…二人が言うなら僕チーターだったのかも知れませんッ…………!!!」




