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無限に死ぬ私  作者: お菓子い
第三章 大潜入・秘密編
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第四十二 宴会後

 一夜明けた日。朝食のために食堂へ入った。しかし、食堂の中はアルコール臭く、既に食堂にいる数名は顔色が悪かった。

アウネ 「おはよう....。なんか君達...大丈夫?顔色悪いよ?」

アイラ 「頭痛い...うぇ...気持ち悪...」

ベル 「なんか...視界が、ふらつきますね...?あれ...足元が...」

ゼロ 「うっ...吐きそう...」

アウネ 「えぇ...。」

クロン 「すまん...アウネ...ちょっと、こっちへ...。なんか...ふらつく...。」

アウネ 「・・・。」

 私が困惑してると、厨房のところからマートンが出てきた。そして彼は私を見るや否や、申し訳なさそうな顔でこちらに近付いてきて、頭を下げた。

マートン 「えぇっと...おはようございます、アウネさん...。」

アウネ 「・・・何があったの?」

マートン 「えっとですね、まぁその。アウネさんはお疲れそうでして、食事を早めに済ませた後に離席されましたよね?その後、アウネさんがいなくなられた後で二次会的なノリになりまして。ちょうどクロイさんも離席されましたし、大人だけの時間ということでお酒をみんなで飲もうとなったんです。それに久々にいいお酒が手に入ったので、折角だからと皆さんに振る舞ったら...アイラさんがすごい酔っ払いまして...。その勢いのままに他の人達に樽ごと飲ませるという奇行に...。」

ジャック 「やぁおはよう!んん?なんだお前達、死にそうな顔をして!それに千鳥足じゃないか!なんだ、そんな歩き方が今時の流行なのか!?ハッ、それは面白いな!」

マートン 「あれ?ジャックさんって昨日すごい勢いでお酒飲んでませんでしたっけ...?なんでそんな普通な感じなんですか...?」

ジャック 「ん?簡単なことさ!常日頃から酔い潰れるほど飲んでいたんだから、この程度何ともないさ!私を舐められちゃ困るな!ハハハ!」

ガンファン 「おは...うお、酒臭すぎるだろ...。」

クロイ 「おは...よ...ねむい...」

アウネ 「ガンファン...君は素晴らしいよ...。」

ガンファン 「!?」

ハンソン 「それでさー、あ、ありがと。みんなおはy...」

 ハンソンはミラベルと談笑しながら入ってきたかと思うと、一瞬こちらを見た瞬間、急に真顔になって、何かを察したかのように食堂のドアを閉めた。少し間を置いて、再びハンソンがドアを開けたが、その顔はめちゃくちゃ不機嫌そうだった。ミラベルは笑っているが、なんか、何とも言えないけど、すごい怖かった。

ハンソン 「・・・何があった?」

マートン 「かくかくしかじか。」

ハンソン 「なるほど...。なぁアウネ、アイラは一回禁酒した方がいいんじゃないか?」

ミラベル 「私も同意見です。ちょっと...お灸を据えた方がよろしいかと思いますね。」

アウネ 「・・・そうします。とりあえず、あと来てない人って誰?」

マートン 「えっと...アレンさん、ジャンさん、フローラさん、ラフォさん、ソルさん、メビウスさん、ジャアルさん、リバリーさん...ですかね?」

アウネ 「その人達は大丈夫そう?」

マートン 「ラフォさんとジャンさんとアレンさんはお酒を飲まずに退室しましたし、ジャアルさんとリバリーさんはアウネさんのすぐ後に退室されましたので、多分お酒は飲んでないです。フローラさんは少し飲まれましたが一杯ぐらいなので大丈夫だと思います。ただ...メビウスさんは....」

アウネ 「・・・もしかしなくてもヤバい...?」

マートン 「・・・かもしれないですね。」

アウネ 「・・・ちょっと彼の部屋行ってくる。」

ハンソン 「俺もついてくわ。なんか嫌な予感がするからな...。」

 私とハンソンはメビウスの心配をしつつ足早に彼の部屋に向かっていた。その時、廊下でちょうど寝起きそうなラフォとジャンに遭遇した。

ジャン 「おはよう。なんだ、朝から慌ただしいな。何かあったのか?」

アウネ 「アイラ、酒、ガバー、みんな、バーン。」

ジャン 「察した。それで?今はどこに向かってるんだ?アイラの部屋か?」

アウネ 「いや、メビウス。なんか彼がヤバそうらしいから大至急向かってる。」

ラフォ 「それなら俺らも同行した方がいいだろう。アイツは体格が良すぎるから、運ぶことになった場合を考慮して、人では多い方がいいだろう。」

 そんな訳で、ジャンとラフォも同行することになった。小走りでメビウスの部屋に向かって行き、彼の部屋の前に到着した。そして、彼の部屋のドアをノックした。

アウネ 「メビウスー?いるー?」

メビウス 「んーいるー。ちょっと待ってくれー。」

 いつも通りの声がしてきて、特段変わった様子はなかった。どうやら二日酔いはなさそうで、元気そうだった。マートンはヤバそうと言っていたけど、対してそんなこともなさそうで、ちょっと安心した。

アウネ 「普通だよね?」

ラフォ 「普通だな。心配した割には、あまり問題がなさそうだ...ん?」

メビウス 「おはよー。あれ、みんなどうしたのー。」

 メビウスがドアを開けて挨拶をしてきたが、なんか、すごいやる気がなさそうな感じだった。いつもはめちゃくちゃ元気で、声も大きいが、今日はすごい気迫がない感じだった。

メビウス 「あれ。なんでアウネが2人いるの?魔法の影響?というか、みんなも2人いる...。」

ラフォ 「・・・おい、アウネ。もしかしてなんだが、メビウスもダメじゃないか?」

アウネ 「マジで...?いや寝起きだからさ、まだ本調子じゃないんだよきっと。ねぇメビウス。なんか体に異変とかはある?」

メビウス 「異変?ないよー。あ、でもねー、なんか、体がふわふわするし、気分もすごくいいんだー。とても楽しい感じー。」

ラフォ 「あぁ駄目みたいだな。」

ハンソン 「というか、メビウスのこんな姿初めて見たんだが。酒飲むとこんな感じになるのか...。」

ジャン 「俺も初めて見たな。なんだ、いわゆるギャップというのか?いつもの感じと全く違うせいでこっちの調子が狂いそうだな。」

アウネ 「とりあえずメビウス。もう朝だから食堂行かない?」

メビウス 「行くー。お腹減ったー。」

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