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無限に死ぬ私  作者: お菓子い
第三章 大潜入・秘密編
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第三十九 暗中模索

アウネ 「・・・という事がありましてね...えー、我々は西の国へ行くことになりました。」

ジャック 「ハハハ!これは何の冗談だ面白い!現実的な話をしてくれよハハハ!」

アウネ 「残念ながら現実です...。」

ベル 「なってしまったものは仕方がないとして、色々と手は尽くしてくれるみたいですね?」

アウネ 「そうだね。国家ぐるみで偽装工作と潜入を手伝ってくれるんだから、抜かりはないと思う。ただ...問題が1点あるって話、する?」

クロン 「西の国の言語をどうするかだろ。」

アウネ 「言おうと思ったのに...。まぁ、実際その通りなんだよ。ワタシタチ、アッチノコトバ、シャベレナイ、ワカラナイ。・・・ハンソン、塗料を体に塗ったら喋れたりすることとかできない?」

ハンソン 「出来る訳ねぇだろ。」

アウネ 「ですよねー。いやー、マジで...詰んだね。」

クロン 「・・・1つだけ。何とかできる方法があるかもしれん。」

アウネ 「えっマジ?」

クロン 「頼りたくない馬鹿に頼る。」

アウネ 「あぁ...うん。何となく察したよ。」

クロン 「どれ、ちょっとソイツしばいてからパクってくるか。」

ベル (アウネ。クロンの言っている人物はどなたのことです?)

アウネ (クロンが所属してるギルドの代表のこと。めっちゃ富豪らしくて、色んなもの持ってるらしい。)

ベル (なるほど。)

 一応、クロンの案以外に良い方法ないか考えたけど、現実的だったのはクロンの案しかなかった。もちろん、かなり博打ではあるけど...それ以外に手段がなかった。とりあえず使えるものは何でも使おうのスタンスで動くことにして、会議室から各々解散した。

 クロンは不機嫌な顔をして、ゲートをいじっていた。どうやらゲートの開通場所を設定中のようだった。時折、舌打ちや溜め息を吐いていてめっちゃ機嫌が悪いのは分かっていたけど、個人的な好奇心には勝てず、クロンに話しかけた。

アウネ 「ねぇクロン。私さ、その代表に会ってみたいんだけど。」

クロン 「絶対に嫌だ。君とアレはあまりにも性格が似ているせいで、話が永遠に続く未来しか見えん。どうせ要らんことで話が盛り上がるだろうから、連れて行きたくない。」

アウネ 「でも、私がいたら良いお宝をくれるかもしれないよ?私、割と美人だからね!私の美貌で貢がせられるんじゃない?」

クロン 「美人かどうかは個人的主観によるから何とも言えん。そして、君がいたらより良い物を得られるかもしれないというのは、あながち間違いじゃないような気はする。無論、美貌がどうたらとかじゃなくてな。とはいえ、君とアイツを引き合わせるのはかなり嫌なので、強制的に剥奪した方が確実で手っ取り早い。」

アウネ 「ねーえー!連れてってよー!行ーきーたーい!!」

クロン 「嫌!断る!無理だ!諦めろ!」

アウネ 「ケチ!」

クロン 「知らん!とりあえずゲートできた!それじゃ俺は行くからな!絶対に入ってくるなよ!・・・おい!入ってくるなって言っただろ!」

アウネ 「えぇい、私はどうしても入りたいんだ...!だからそんな顔面を押さえつけないでぇ...!顔潰れる...!」

??? 「あれ、クロン?お前何やってんだ?」

 その瞬間、クロンは後ろを振り返ったかと思うと、絶望したような表情でこちらを見ていた。・・・あの人が多分、代表なんだろうなってことは察した。白衣を着て、眼鏡をかけている。めちゃくちゃ研究者っぽい見た目の人だった。そうやって冷静に分析していたけど、私の顔面はクロンによってどんどん押し潰されており、離して欲しくて暴れたけど、全く離そうとせず、何ならクロンは石像のように動かなくなっていた。

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