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無限に死ぬ私  作者: お菓子い
第一章 破滅・招集編 
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第五 次元を切り拓かん

 「さて、これからどうしようね。私達。正直、助けを呼ぶ以外に方法はないんだけど。」

 「その前に、アウネ様。1つだけお聞きしたいことがあるのですがよろしいでしょうか?」

 「内容によるけどいいよ。」

 「ありがとうございます。その...私は一度死んで、あなた様に蘇生していただきました。しかし、あなた様は自分の心臓を...抉っておられました。普通の人間であれば当然自殺行為ですのに、どうして生きていられたのでしょうか?」

 「・・・それは教えられないね。私の過去は知らない方がいい。だから教えないし、教えたくもない。」

 「・・・分かりました。変なことを質問してしまい申し訳ございませんでした。」

 「いいよ別に。気になって当然のことだよ。胸が抉られてるのに平然としてる人がいたら、どうして生きてるのって当たり前のことだよ。さて、その話は置いといて、これからの話をしようか。正直、もうここから出られなくなったていう話。」

 「出られない...?」

 「そう。ここら一帯は地上にいるだけで死ぬような感じになってる。雨の影響で。そして、私達はそんな地上に出たら死ぬ場所の地下にいる。つまり、ここから動けない。」

 「じゃあどうすれば...?」

 「単純なこと。助けを呼べばいい。ちょうど私の友人にこの状況を打開できる奴がいるからね。そいつに頼んで救出してもらおう。」

 「しかし、地上には出られないんですよ!?どうやって...」

 「何も救出ってのは地上からだけじゃない。例えば、私がさっきやったみたいに次元を飛ばせる奴がいたりしたら、別にどこからでも救出できるってわけ。」

 「なるほど...。」

 少年の母親と話していたら、この地下内を冒険していたらしい少年がちょうどタイミングよく戻ってきた。

 「あ、あの!この機械がなんか喋っていて、あなたと話したいとおっしゃっていたので持ってきました!」

 「おぉ、ナイス。ありがとう少年。これで手間が省けた。」

 少年の頭を撫でてあげて、私はその手のひらサイズの機械に向かって喋り始めた。

 「あー、あー。聞こえる?誰?」

 「私です。その感じ的に無事なようですね?」

 「一応ね。ただ長居はできない。なるべく早く助けてほしいね。」

 「状況は?」

 「地上は絶対にダメ。竜の雨降ってるか、降り終わったかのどちらか。今地下に避難してきて、生き残った?のは私除いて2人。親子。私は魔力をめちゃくちゃ使ったせいでもう動けない。」

 「了解しました。かなり切迫しているような状況ですね。緊急で対処します。」 

 「頼んだよ。開ける地点はいる?」

 「いえ、不要です。あなたの地下室の座標は共有されていたので。・・・準備完了。そちら、準備は?」

 「2人は多分大丈夫。私は研究資料とか回収したいんだけど。」

 「そんなものは後からでも回収できるので知ったこっちゃありません。とりあえず人命優先です。」

 「じゃあ大丈夫。」

 「では開けます。」

 そう言い終わると、部屋のど真ん中にデカい空間が出現した。その中から、一人の男が出てきた。

 「救助に来ました。こちら生存者三名視認。直ちに回収します。・・・はい、了解しました。では切ります。・・・お待たせしました。とりあえず、そちらのお子さんとお母様からお連れしますね。アウネは後で。」

 「はーい。」

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