第三十二 狼煙が上がって
次の日の朝。食堂にて朝食を終え、いつものように会議室に全員集まった。しかし、今日から本格的に作戦が開始するため、中には緊張しているような人達もちらほらいるような感じがした。
アウネ 「皆様おはようございますー。今日から本格的に作戦を開始するので、割と真面目に話していきます。えっほん。それでは...本作戦は浄化作戦という名称で行います。作戦目標は竜の雨に汚染された地域の浄化、及び汚染されていた物品や遺体の確保、調査です。また、その過程で怪物と遭遇する可能性が極めて高いため、全員警戒を怠らないように。特にリバリー、ジャアル。君達は知らないかもしれないけど、竜の雨に汚染された地域は一瞬の油断が命取りになる。くれぐれも勝手な行動、判断はしないように。全員、私の命令には耳を澄まし、従うように。内容は以上です。何か補足説明が必要、あるいは疑問がある者は手を挙げるように。」
クロン 「質問だ。その作戦はどれくらいの時間で完了する予定だ?」
アウネ 「想定しているのは3日。汚染地域の広さ、怪物との遭遇で時間を取られる前提でこの時間に設定している。多少長引く可能性もあるけど、おそらく三日もあれば十分だと思う。」
クロン 「了解した。行動はどのように行う?小隊か?全員か?」
アウネ 「全員。時間がかかりはするけど確実だし安全。わざわざここで小隊に分かれて行動するメリットはほとんどない。」
クロン 「了解。俺からの質問は以上だ。」
アウネ 「他の人はいる?・・・。いないね。それじゃあ5分後に作戦開始する。各自、準備を済ませておくように。万全な状態にして。あとそれからゼロ。君はお休み。マートンと一緒にここに残って。」
ゼロ 「はーい。」
アウネ 「それでは解散!5分後、ここに集合するように!」
何人かの人は駆け足で会議室へ出ていき、ほとんどの人はこの会議室に居座っていた。出て行った人達は事前準備に割と時間がかかる人達だからしょうがないね。・・・緊張するなぁ。ちゃんと指揮できるかな。こういうのってクロンとかの方が向いてるけど...まぁ、やってみようか。ただ、絶対に犠牲者は出さない。全員生きて帰る。これを重点に置こう。
5分後。再び全員集まり、いよいよ作戦を開始する。一度深呼吸して、杖を強く握る。
アウネ 「それでは作戦を開始する!クロン、ゲート開けて!」
クロン 「了解、ゲート解放。」
アウネ 「私が先頭に立つ!クロンは一番最後に出てきた後、私の横へ!一番後ろはベル、メビウス、アイラ!中央はリバリーとジャアルで側面はジャン、ガンファンとクライ、ハンソン、ジャック、ソル、アレン、ラフォ!私の後ろにミラベルとフローラ!この陣形は絶対崩さないで!それじゃあ入るよ!ここから戦場になるから気を引き締めて!」




