表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無限に死ぬ私  作者: お菓子い
第二章 調査・究明編
PR
39/63

EX 夢のクライ

このキャラ、現時点でほとんど本編に出てきてないんですよね。ちょろっとだけ出てきて、それ以降は全くという。個人的にもうちょい出番増やしてあげたいんですけど、現時点だとあんまりストーリーの進行と無関係で...。まぁ後々このキャラに焦点を当てたストーリーを出す予定なのでそこで活躍させてあげようかなぁって感じですね。というか、まだほとんどのキャラが活躍できていない状況なんですよね。他のキャラに関しても必ず焦点を当てて活躍させるつもりなので乞うご期待ということで...。

 彼女はアウネの属していたデスマウント部隊における、最年少の兵士である。兵士とはいえ、見た目は幼女そのものであり、常に眠り続けている。たまに目を覚ましたり、誰かと少し話したりはするが、基本的にずっと眠り続けている。

 彼女の生い立ちは一切不明である。どこで生まれたのか、どうやって育ってきたのか、生みの親は誰なのか、彼女の住処はどこなのか。それすら分からないのである。彼女がどうして分断戦争にいたのかも不明な部分が多く存在するが、デスマウント部隊の元隊長曰く、戦場で身なりのいい女の子がいつの間にか私の隣で寝ており、子供がこんな場所にいては危険すぎるためこちらで保護したとのこと。

 極めて謎が多い人物であるが、かなり温厚で人懐っこい性格をしている。特にミラベルとマートン、ガンファンがお気に入りらしい。また彼女曰く、魔法に関係なく体質の関係上いつも眠いそうで、どこでも寝ることが可能。一日ずっと眠っているのが普通で、起きているのは逆にかなり辛いことだという。

 彼女が分断戦争にて保護された後、彼女の処遇について部隊内で討論が行われた。結果、紆余曲折ありながらも彼女の同意の下でデスマウント部隊の兵士として参戦することになった。

 彼女が戦場にて活躍したのは、彼女固有の魔法「夢物語」によるもので、この魔法は対象を自身の夢の中へ引き摺り込み、彼女の思い描いた夢を周囲の人に見せるというもの...だと思われていた。

 彼女の持つ夢物語という魔法は、実際には彼女が寝ている間のみ彼女自身の夢を自由に操れるというものと、寝ながら起きているという効果を使用者へ付与するものである。人間は本来、寝ている間に見る夢は自身で変えられる様な物語ではないが、彼女はその物語を自分好みの物語へと上書きできる。そして、寝てはいるが意識ははっきりしているため、周りの声は聞こえているし、目を覚まそうと思えばいつでも目を覚ますことができる。しかし、彼女は目を覚ましたところでまたすぐに寝ると分かっているため、滅多に起きることはない。

 そして彼女にはこれとは別に2つの魔法を有している。「グッドナイト」と「ナイトメア」である。

 グッドナイトは、自身の夢を現実にて引き起こさせるというもの。例えば彼女が山盛りのお菓子を食べる夢を見たのなら、現実にて彼女は山盛りのお菓子を食べた、として実現させる。しかし、この魔法が恐ろしいのは、思い描いていない夢は全て実現されないというもの。つまり、彼女が弾丸に撃ち抜かれても、砲撃が当たっても、彼女がそういった事の夢を見なければ当たっていないとして扱われる。すなわち、彼女は弾丸に撃ち抜かれておらず、砲撃は彼女に命中しなかった、として現実の事実を上書きするというものである。

 またグッドナイトは彼女の年齢にも影響しており、彼女が幼いままなのは彼女が大人になりたくないという、純粋な夢が魔法として発動したからである。その結果として、彼女は今もずっと幼いままの姿をしている。加えて、夢の中の自分は「普通の」自分なため、お腹が減ったり、体が汚くなったりすることがない。つまり、彼女は食事や体の洗浄が不要で、なおかつ年齢も変わらなければどんな攻撃も無効化するという、ある一種の不死身の生物として存在している。

 その一方、ナイトメアは他者の精神に干渉するもので、指定された対象を自身の夢の中へ強制的に引き摺り込むというもの。そして仮に引き摺り込まれた対象が彼女の夢の中で殺害された場合、意識が破壊され現実世界では植物状態、あるいは廃人となる。戦場における敵軍は、クライと相対した兵士らの意識が二度と戻ることはなく、戦場に動かなかくなった生きている兵士が多く点在することになったそうだ。

 どの様な原理で対象を自身の夢の中へ引き摺り込んでいるのか、そしてどのように夢の中で対象を殺害しているのかは不明である。しかし、ナイトメアの攻撃は不可避で必中、そして初見殺しというとてつもない理不尽さを体現したような魔法である。

 これら3つの魔法のおかげで、彼女は敵軍を圧倒し、多くの仲間を助けた。彼女のあまりにも大きすぎる功績は英傑として崇められ、称号も与えられた。

 しかし、彼女は普段から寝ており、現実世界での生活感は皆無である。そのため、誰かが彼女のお守り役をしなくてはならなかった。それについてガンファンが彼女の身の回りの世話をしており、悪い大人に誘拐されたり、争い事に巻き込まれないようにしている。

 彼女の人生の記録はあまりにも謎が多く、魔法や体質にも疑問点が多く存在し続けている。しかし、今の彼女は未だ楽しい夢を見続けており、そんなことに興味はあまり示していない。いつか彼女は夢から覚め、大人になる日がやってくるのだろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ