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無限に死ぬ私  作者: お菓子い
第二章 調査・究明編
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EX 芸術家のハンソン/後半

 彼の持っている武器は両手斧である。名前なんてものはつけていない。この両手斧は、戦争にて得た大金を叩いて買った、特注の武器である。しかし、この武器は彼の精神が狂っていた頃の物であり、彼自身あまりこの武器を使いたがらない。しかし、過去への後悔とこれからの芸術に大きなインスピレーションを与えるものとして、大切に扱っている。

 この斧は芸術作品を作る上での筆のような役割に用いている。もちろん、そもそもこの斧はただの斧であり、芸術作品を作るためとか、とてつもない効果を持った武器というわけではない。ただ品質の良い、彼が扱いやすいだけの斧である。これを芸術作品の制作過程で使用しているため、かなりの特訓を経てようやくキャンバス上で巧みに扱えるようになった。

 そして彼の持っている絵の具。または塗料。これらは全て彼らが作った代物であり、ただの塗料ではない。色ごとによって様々な効果をつけることができ、その効果を強力にしたり弱めたりするのも彼にしかできない。塗料に効果を付与するというものはそもそもあり得ないもので、誰もやろうとはしないものである。アウネも彼の持つ塗料について、どうしたら様々な効果を持つ塗料というものを作れるのかと疑問に思っているが、彼は一度も教えていない。

 彼曰く、彼の持っている塗料を作るのは非常に難しく、そもそもこの塗料を作ることができたのは偶然かららしい。加えて、危険な効果を付与できてしまう塗料もあるため、これらの塗料の作り方は永劫誰にも教えないとしている。

 彼の持つ塗料はいくつかの材料を複雑な手順で調合するらしい。また、材料の配分によって効果の強弱を変えられるそうだが、もし少しでも配分を間違えた場合、効果を有した塗料は完成せず、ただの不気味な液体しかできないそうだ。

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