第二十六 知恵を分かち
アウネ 「というわけで、皆に集まってもらったのは他でもない...」
クロン 「まだ来てない奴らもいるんだが。」
アウネ 「・・・まぁ、馬車返してきてる人達には簡単に伝えておくから。とりあえず!今日得てきた情報を共有しまーす。えー結論から申し上げますと、現地にて足入れたら足が吹っ飛びました。つまり、何の対策も無しに突っ込んだら全滅します。」
ベル 「ちょっと待ってください。あなたは何の対策も無しに突っ込んだんですか?」
アウネ 「はい!正直、私は死なないし良いかなーって。まぁめっちゃ呪い受けたし足吹っ飛んだりで最悪だったけど。そのせいでミラベルにはめちゃくちゃ迷惑かけちゃった。ゴメンネ。」
ミラベル 「いえ、別に大丈夫ですよ。お気になさらないでください。」
アウネ 「でね。まぁお察しの通り竜の雨が降ったのは確定事項。それに当時と同じ呪いが使われてた。とはいえ、質は圧倒的に戦時中のものよりも劣ってるから劣化版、あるいは見様見真似で模倣したものだろうね。ただ...違和感があった。なんかね、呪いが変。」
クロン 「どういう風にだ。」
アウネ 「言語化が難しいんだけど、魔法に呪いが付与されている感じ?」
リバリー 「で、でも普通なら魔法に呪いは付与できないはずですけど...。」
アウネ 「できなくはないんだよね。かなりの荒技ではあるけど、私もできるし。ただ、半端じゃないぐらいの魔力量と魔法と呪いの熟練度が求められるから、こんなの数人しかできないはずなんだよ。」
クロン 「その数人がやった可能性は?」
アウネ 「にしてはあまりにも魔法と呪いがお粗末すぎる。私ならあそこ一帯を完全な更地にできるし、呪いももっと強力なものにできる。だから魔法に呪いを付与した割には魔法と呪いの熟練度が見合ってない気がするんだよね。まぁいいや。この話は切り上げよう。とりあえず、今のままじゃ本格的な調査ができません!というわけで、なんとかしてあそこ一帯を人が入れるようにしたいと思います!」
ベル 「しかしながら、聞いた感じでは手の施しようがあるのですか?竜の雨の浄化には莫大な時間が費やされたと聞いたのですが。」
アウネ 「昔ならね。だけど今は違う。技術の発展と魔法の発展が進んだ。だからその技術を使う。名付けて、ミラベル浄化作戦〜!いえーい!」
ミラベル 「!?」
アウネ 「この作戦なら大体一週間で浄化が完了する予定。その代わり、ミラベルと私が酷使されます。特に私。やることは簡単で、ミラベルにただの水を聖水に変えてもらう。その聖水を私がコピーしてそれを量産するってだけ。ただ、ミラベルの聖水は高品質じゃないといけないから、とんでもないぐらい浄化してもらいます。よろしくね!」」




