第十七 我らの憩いの場に
私とクロンは食堂に入ると、凄い料理がいくつもあった。私は驚いたし、クロンは絶句していた。
アウネ 「わぁ〜凄い料理。見た目も香りもいいね。流石ジャック。彼の次ぐらいには料理の腕がすごいね。まだ衰えてなくて安心したよ。」
ジャック 「ハハっ!私も案外舐められたものだな!彼の次というのが残念で堪らないが、君達以上には料理の腕は立つだろうね!」
ハンソン 「おう来たか。すまん、もう食ってる。やっぱ飯は美味いぜ。性格はアレだけど。」
メビウス 「おう!お前らも早く座れ!飯が冷めちまう前にな!久々に食ったが相変わらず美味いなぁ!」
ジャック 「さぁ、お前達お二人さんも座りたまえ?久々に少し本気を出してやったんだ、マズイと言われたら悲しいからな!」
私とクロンも席に座り、今いるメンバー全員で食事をした。ジャックは見た目と性格には難があるけど、実はかなりの知識と技術を持っており、特に料理の腕は確かだった。もっとも、私の部隊にいた本当の料理人にはどう頑張っても劣っちゃうけど。
夕食を終え、再び各々自由に行動することになった。そして今、私は風呂に入っている。なんか凄い大浴場があり、ちゃんと女性と男性別。あまりにも広いこの浴場を独り占めするという、なんとも素晴らしい光景だった。いくら泳いでいてもいいし、何度でも浸かりたい放題。最高すぎる。久々に入れたお風呂を、かなりの時間堪能していた。
風呂から出た後、私は自室で本を読んでいた。その本というのは魔法の本。大規模攻撃魔法に該当する魔法を見ていた。いくら今は平和だからって、気を緩む訳にはいかない。とにかく何かを頭に入れて、少しでも多く研究が出来るようにしておかないと。絶対に次はあんな事を起こさせない。
本を読んだ後、ハンソンの部屋に向かっていた。ハンソンに頼み事があったから。私はハンソンの部屋のドアをノックしてみた。
ハンソン 「誰だ?」
アウネ 「私ー。入っていい?」
ハンソン 「いいぜ。ただ、足元には気を付けろー。塗料が散布してる。」
私はハンソンの部屋に入った。どうやら荷物の運び出しの途中のようで、いくつかまだ未開封の箱があった。
アウネ「わー。部屋がめちゃくちゃカラフルになってる。」
ハンソン 「あぁ。別に出ていく時には綺麗にするから大丈夫だ。生憎、俺はこんな感じじゃないと落ち着かないんだよ。それで?何の用だ?」
アウネ 「この作戦内容を見て欲しくて。私が作った書類なんだけど、どう思うか聞きたいの。」
ハンソン 「分かった。ただ、今日は無理だ。見ての通り、まだ荷物が山積みだ。とりあえず今日はこれを片付けさせてもらう。明日でもいいか?」
アウネ 「もちろん。」
ハンソン 「分かった。それじゃ、この資料はしばらく借りるぜ。見終わったら訂正箇所とか書いて返すわ。」
アウネ 「ありがと。それじゃあ荷解き頑張ってね〜。私はもう寝るね。」
ハンソン 「早くないか?」
アウネ 「最近全然寝れてなかったから疲れてるの。それに明日か明後日ぐらいには今回の件で手伝ってくれる助っ人も来るからさ。中途半端な用意で出迎えは失礼でしょ。」
ハンソン 「・・・そうなのか。いや、まぁいいさ。俺もやんなきゃいけねぇことあるし。んじゃ、おやすみ。しっかり寝ろよ。」
アウネ 「うん。おやすみ。」




