作戦の作成
誤字、脱字等がありましたら指摘していただきたいです。
お父様は私に鬼畜なお願いをしてきた。
いやね。お姉様のことを考えたら受けようって思ったよ?
でもね。普通、車イスでしか移動できない4歳(もうすぐ5歳)の幼児に頼む?
ばっかじゃないの⁉
お姉様のことをふまえてお願いしてくるとか鬼畜。正気の沙汰じゃない。
受けちゃったものは仕方がない。
頑張りますか。はぁ。
閑話休題
私は今、王宮にいます。
何でかって?作戦の確認のためですよ。はぁ。ご老人方と一緒に。
「アリス嬢がおられるから火力に関しては心配要りませんな。」
「ああ、頼もしいことこの上ない。」
「それにしても、むこうも飽きませんな。」
「ああ、これで何度目だと」
「今の国王に変わってから8度めかの」
「国王が変わるのと、アリス嬢がお生まれになるのが同じ年だったな」
私、今4歳、もうすぐ5歳。単純計算で一年に二回戦仕掛けてるの⁉
それで、和平でお姉様王妃に寄越せって?
「そろそろ叩き潰したほうがいいのでは?」
「確かにいちいち相手するのも面倒くさいですな。」
「完全に潰しましょう。もう戦仕掛けてこられないぐらいこてんぱんに‼」
「アリス嬢頼もしいですな。」
「短期決戦でいきましょう。」
「ほう、どのように。」
「作戦の原案はこうなっていますが、ここはこのように攻め込むのです。」
「それでは此方が手薄になりますぞ。」
「そちらに関しては私の魔力で押しきります」
「いやはや、面白い。まだ改善の余地はありますが、この作戦ならば短期決戦で決められるでしょう」
「そうだな。」
「では、これで解散といたしますか。」
「アリス嬢もありがとうございました。あれがあれば我が軍も大丈夫でしょう。」
「そうですか。威力はいかがでした?」
「問題ありません。これからもよろしくお願い致します。」
「あと、12ダースは作れますわ。」
「楽しみにしております。」
ご老人、サラマンド公爵様は黒い笑みで微笑まれました。
頬が引き吊らなかった私を褒めて欲しい。
かという私も黒い笑みで微笑んでましたが。
ありがとうございました。