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自分らしく

ここからの話は200年以上の時が経った話です

この話はpixivにも記載しています

ヴォルフとノワールは服装は紳士的で髪型も短髪を好む

これは男になりたいからではなく、カッコよく自分らしい格好をしたいからだ

逆に淑女的な服装は好まない、嫌いとまではいかないが動きにくく、自分らしい格好ではないから

2人はこの見た目で他の種族からはオスと間違われる事もある

逆に同族である、狼獣人からは体格、匂いなどでメスだと瞬時にわかる

ヴォルフもノワールも性別で判断される事は苦手であり、オスに間違われるのもメスだとわかりメス扱いされるのも嫌う

獣人によっては性別で態度が変わり、嫌な思いをしてきたから


2人は事務室のソファに腰をかけ、ヴォルフはノワールに見た目のことを相談をした

ヴォルフ「ノワ、僕ってオスっぽい?この前メスの猫獣人からオスだと思われて、求愛を受けたから…」

ノワール「ヴォルは紳士的な服装だからな…でも俺はヴォルらしい格好だと思っているよ」(求愛ってナンパされたのか…?)

ノワールは尻尾を立て、耳を左右に動かしている

落ち着かない様子だ

ヴォルフ「うん…僕らしい格好だよね…その獣人にまぎわらしい格好をするなって言われたから…」

ノワール「…まぎわらしいって…あまりこう言いたくはないが…見た目とか匂いでメスだとわかるもんじゃないかな…」

ヴォルフ「僕もそう思ったんだけど、他の種族から見たら違いがわからないらしい…そもそも狼獣人自体あまり見ないし…」

ノワール「あ…そうだよな…それよりヴォルに求愛するのが許せない…番は俺なのに…」

ヴォルフ「僕の番はノワだけだよ…ちゃんと断ったし、でもなんで僕なんかに声掛けたのかな…?」

ノワール「ヴォルは白くて美しいからじゃないかな…?…誰が見ても見惚れてしまうその純白の毛が魅力的なんだろう…だからと言って求愛していいわけじゃないが」

ヴォルフ「そんなに目立つ?…次からは目立たない服装にしないと…前に同族のオスからも声をかけられたし…」(ノワ、怒っている?…それとも嫉妬?)


ヴォルフの見た目は暗めの緑色のロングコートで貴族風のような服装だ

紳士的な見た目であるため、オスだと間違われやすい


ノワール「オスからも…ヴォルが魅力的なのはわかるが…求愛してくる奴から遠ざけさせないと…」(ヴォルにもっと俺の匂いつけよう)

ノワールはすこし怒っているようだ

尻尾を立て、耳をピンと立てヴォルフの目を見ている

怒りというより嫉妬の方が強い

ヴォルフはノワールが嫉妬しているのを察し、胸に顔を埋めた

ヴォルフ「んっ…ノワ、嫉妬してる?…僕はノワだけの番だよ…ノワも僕だけの番…どこにも行かないよ」

ノワールは腕を腰に回し、抱きしめた

ノワール「うっ…わかっていたのか…ヴォルは誰にも渡さない…しっかり俺の匂いつけるからな」

ヴォルフは顔を赤くしながら尻尾を振っている

ヴォルフ「ノワの匂いつけて…僕もノワに匂いつけるから…ノワが誰かに求愛されても、番がいるって示さないと」

ノワール「ヴォルの匂いつけて…でも俺は求愛される事はあまりないよ…ハーフが珍しいのかジロジロと見られるのは多いけど…」


ノワールはメスの犬獣人にしては大きく、メスの狼獣人と同じくらいの身長だ

これはノワールが犬獣人と狼獣人のハーフであるため、大きさは狼獣人、でも見た目は犬獣人特有の黒い毛だ

ノワールは今は黒い毛も大好きでかっこいいと思っている

体格もヴォルフと同じくらいで、いつでも目線が合うから気にしていない

ただ犬獣人から見ればハーフだと瞬時にわかる

メスの狼獣人特有の匂い、大きさなどで純血な犬獣人ではないと

狼獣人からも黒い見た目ですぐに狼獣人じゃないとわかってしまう

今の時代ではハーフによる差別は減ってきたが、物珍しさで見られる事もある


ノワールはヴォルフの体に頭をこすりつけ、匂いをつけた

ノワール「んっ…ヴォルの体に俺の匂いつけないとな…」

ヴォルフ「ノワっ…くすぐったいよ…っ…ノワは…オスだと間違われる事はある…?」

ノワール「俺もオスだと間違わられる…特に草食系の獣人とかに…」

ノワールもまたヴォルフ同様に、他の種族からオスに間違われることがある


他に貴族の側近、または騎士など思われる事も多い

これは見た目が黒い軍服風であるため、ヴォルフと一緒に歩いていると

ヴォルフが貴族、ノワールはその側近だと間違われる事もある

でも2人は貴族でも側近でもない、ただの一般獣人だ


ヴォルフ「ノワも同じなんだ……僕は見た目であまり判断されたくないな…」尻尾を垂らし、耳を下げている

ノワール「わかるよ…俺も見た目で決めつけられたくない…だからといってこの格好はやめたくないしな…」尻尾を下げている

ヴォルフ「ノワは今の姿が似合っているよ。黒い服装に胸の紋章、凄く似合っていてかっこいいよ…僕は大好き」

ノワール「ヴォル…ありがとう…俺もヴォルは今の姿が好き、ロングコートの見た目がカッコよくて美しくて大好き」

ヴォルフ「ありがとう…ノワ、やっぱり自分らしい格好が一番だね」

ノワール「そうだな、自分のしたい服装をするのが一番だ」

ヴォルフ「うん…男になりたいわけでもない、でも女らしくしたいわけでもない、僕は僕らしくありたい…これが僕なんだって」

ノワール「だな、俺も同じだ。男になりたいからこの格好をするんじゃない、俺らしくこの格好をしたいからするんだって…」

ヴォルフ「ノワの格好はノワらしくて大好き…自分の事、俺っていうのも強くてかっこいいノワにぴったりだよ」

ノワール「ありがとう、俺もヴォルの格好はヴォルらしくて大好き…僕っていうところもカッコよくて、気品があってヴォルに似合うよ」

ヴォルフ「そう言われるとちょっと恥ずかしいな…でもどんな姿でもノワはノワだよ」

ノワール「俺だって恥ずかしいのに…ヴォルもどんな格好でもヴォルはヴォルだから…」

ヴォルフ「うん…んっ…僕の匂い…ノワにつける…」

マズルをノワールの体にこすりつけ、匂いをつけた

ノワール「んっ…くすぐったい…ヴォルっ…」

ヴォルフ「さっきのお返しだよ…でもこれするのちょっと楽しい…!」

ノワールも同じようにお返しをして、戯れあった

ノワール「俺も匂いをつける…!…んっ…ヴォルはもふもふだな」

2人は尻尾を振り、お互いの顔や頭を撫でたり

マズルを引っ付けるなど、戯れあいながら、見つめあった

その後2人は他愛のない会話をし、夕方からの依頼のために街中に行った


2人はメスである事は否定しない、それは事実であるから

ただ、女らしくを押し付けられるのが嫌なだけであってこの体は嫌いではない、むしろ大好きだ


この姿は自分らしい見た目だと、胸を張って言える

男らしくありたい格好じゃない、自分らしくかっこよくなりたいから


一人称もヴォルフが僕と言うのも、これが1番しっくりくるから

かっこよくて、自分の振る舞いにあっているから


ノワールも俺と言うのも強くて、かっこよくて自分らしい表現ができるから

自分らしくありのままの姿を見せれる相手だけに、この一人称を使う


服装も同じだ

ヴォルフの服はノワールが選んでくれて、その白く美しい見た目に合うようにデザインされた服だ

ノワールの服はヴォルフが選び、その黒く輝かしい見た目に合うデザインの服に、クロークを合わせたものだ

お互いが選んだ服を、この見た目が大好きでかっこいいと

初めて服を決めてくれた日から、誰になにを言われようとも2人はこの姿で生きると誓った

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