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新しい住処

初心者です

この話はpixivに投稿している作品の成人向け要素の部分を削除、修正をした健全版です

あれから数週間が経った頃、2人は隣国へと逃げた、ここまで逃げ切れば追ってはこない


街中


2人は顔を隠しながら、街中を歩いていた

ヴォルフ「はぁはぁ…ノワ…もうここまで逃げれば…はぁ…」

ノワール「はぁ…はぁ…そうだな…流石にこの国までは来ないだろう…はぁ…」

ヴォルフ「ノワ、この国の王族に…事情を話してっ…はぁ…匿ってもらおう…」

ノワール「あぁ、でも他国の王族と側近を匿うってなると国の関係が…」

ヴォルフ「確かに…その事もあるね…女王と親しいとはいえ…見つかる可能性も…」

ノワール「国はまだ探索を続けているだろうし、今はこの国で、人気がいない所で暮らそう」

ヴォルフ「うん、でも宿は…どうしよう…」

ノワール「宿か…コインはそこそこあるけど…どこかいい所は…ん?…この物件やけに安いな」

ノワールはある貼り紙を見つけた、その物件は人気のない森の中にある屋敷

外装は悪くなく、森の中とはいえそこそこ高くてもおかしくはない内容

ヴォルフ「ノワ?…この屋敷安いね、ここなら人が居なさそうだけど…流石に安すぎるような気が…」

ノワール「うーん…宿に困ってはいるしな…ずっとどこかに泊まるわけにもいかないし…少し見てみるか?」

ヴォルフ「見るだけなら、でも2人だけで住むにしては大きすぎるけどね」

ノワール「売主にこの物件まだあるか、聞いてくるよ」

ノワールはこの物件の売主に屋敷を見たいと聞いた

売主は是非是非と屋敷まで案内をしてくれた、しかもお安くすると

まるで早くこの物件を手放したいかのように


売主は森の中にある屋敷まで案内をした

売主「この屋敷です、どこも壊れてはいませんし、綺麗な状態ですよ」

ノワール「確かに良い屋敷だ、到着するまで相当時間はかかったが…」

ヴォルフ「だね、街から1時間以上かかるって…まぁ周りは森だらけだし、人気がないからいいけど…」

売主「中も見てみますか?」

ノワール「ついでに見ていこう」

ヴォルフ「うん、それにしても…何か違和感が…」

2人は屋敷の中を一通り見学をし、購入を検討した

ノワール「少し埃っぽく掃除が大変そうだが、悪くはない、ヴォルここに住むか?」

ヴォルフ「うん、ここに住もう、でもなんでこんなに安いんだ…」

売主「購入なさいますか?ではここに契約書のサインを」

ノワール「購入します、契約書は……ん?例えこの屋敷で何があっても一切責任は負いません…売主さんこの屋敷って…まさか事故物件ですか…?」

売主「ここに住む人全員、何かしらでお亡くなりになってしまうんですよね…原因はわかってないのですが…おやめになさいます…?」

ノワール「いや、ここにするよ、ヴォルは大丈夫か?」

ヴォルフ「僕は大丈夫だよ…ちょっと怖いけど1人じゃないし」

ノワール「大丈夫なので、買います、共同所有ということでサインっと」

ヴォルフ「共同だし僕もサインを書くよ」

売主「ありがとうございます、何年も売れなくて困っていたので…所でお二人は冒険者さんなのでしょうか?」

ヴォルフ「えっ…あ…まぁそんなとこです…!ねぇノワ?」

ノワール「そうそう!私ら旅をしていて、帰る場所もあったほうがいいかって…!」

売主「それなら安心です、長くここで暮らしているといつ何があるかわかりませんから、では私はこれで」

ノワール、ヴォルフ「ここまで案内してくれてありがとうございました」

売主は帰っていき、2人はこの屋敷で暮らすため、少し掃除をした


ヴォルフ「埃だらけ…最低でもベットだけは綺麗にしないと」

ノワール「魔法使えば少しは時短になるんじゃないかな?こうやって」

ノワールは魔法で雑巾を浮かばせ、窓を拭いた

ヴォルフ「ノワすごい!でも魔力使うからちょっとめんどくさそう…」

ノワール「魔力はまぁ…体力使うのも変わらないだろうし、それにしてもここに住んだら死ぬって…この屋敷の周りが原因じゃ…」

ヴォルフ「屋敷の周り?何かあったっけ?」

ノワール「見てなかったのか?魔法草、しかも毒性のある草が生えていたんだ」

ヴォルフ「毒草?!そんな危険な物が…?でもそんなの抜けばいいんじゃ…」

ノワール「見た感じ、あれは抜いてもまた生える、土自体を変えないと、それか地面全体に魔法で対策をするか…」

ヴォルフ「僕たちは死なないけど…何かあったら怖いし早めに対策しないとだね」

ノワール「俺の魔力ならなんとかできそうだし、一通り用事が済んだら対策をするよ」

ヴォルフ「うん、その時は僕も手伝うね」


毒草、おそらくこの屋敷で亡くなる人が多いのはそれが原因だ

さらにその毒草は抜いても生え続ける、見た目が美しく、綺麗だから観賞用にも使われるがその栽培を行う者が次々に亡くなるので、呪いの草とも呼ばれる

この毒草が生える地は死の地と呼ばれる

時間が経ち、夜になった

2人は簡単な食事を済ませ、一緒のベットに入った

ノワール「ヴォル…不安は…ないか…?」

ヴォルフ「不安は…あるけど、ノワがいるから大丈夫」

ノワール「そうか、今日は歩き回って疲れたし、もう寝よう」

ヴォルフ「うん、ノワおやすみ」

ノワール「ヴォル、おやすみ」

2人は疲れを癒すため、睡眠をとった

事故物件の屋敷、逃亡、様々な不安はあるが、それを乗り越え2人は共に人生を歩んでいくと


数日間の間、2人はできる範囲での掃除をして、人並みの生活ができるほどに綺麗にした

それから1週間後に、毒草の処理を行った

ノワール「ヴォル、地面に魔法陣を、その間俺は魔力を貯めて呪文を唱える」

ヴォルフ「うん、ノワ無理はしないでね」

ノワール「わかっているよ」

ノワールは呪文を唱え、ヴォルフは地面に手を当て魔法陣を発動させた

地面は青く光、周りの草は枯れていく、毒草も枯れていき

周りは輝かしい青色の草木が、茶色くなっていた

ノワール「よし、これであたり一面毒草の魔力を、俺とヴォルの魔力に置き換えた」

ヴォルフ「あんなに青く染まっていたのに、もう茶色くなっている…見た目は綺麗なのに毒草だったとは…」

ノワール「見た目が美しくても、毒があるからな、それに今回のは周りに毒素を撒くタイプだし」

ヴォルフ「こんな処理、誰もやりたがらないわけだ、僕たちは不老不死だからいいけど…」

ノワール「まぁこのままだと見栄えが悪いし、近いうちに花や植物でも植えようか」

ヴォルフ「うん、緑に囲まれている方が気分がいいからね」

2人は他愛のない会話をしながら、残りの作業をした

その夜、2人は永遠の愛を誓い愛を深めた


それからの暮らしは稼がないと暮らしていけないため、2人は何でも屋を始める事に、といってもほとんどが雑用か、魔物討伐の依頼ばかり

毎日が退屈しない幸せな日々を愛する番と共に、200年以上経とうとも永遠に過ごした



大好きな番でありパートナー、2人はこの森深くにある屋敷で永遠に暮らす

例えこの暮らしが当たり前じゃないと言われても、2人にとっては当たり前の暮らしだと

不老不死で異種族の同性の番、ハーフであること、元王族であることも

偏見に晒されようとも、理不尽な目に遭おうとも、ヴォルフとノワールはそれを乗り越え共に歩んでいく

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