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第20話:訓練の間、限界を超えた成長

死なずに、強くなれる場所がある。


魔法陣に手を触れた瞬間、システムメッセージが流れ込んできた。


【訓練の間へようこそ】


【幻影と戦い、経験値を獲得できます】


【幻影のレベル:Lv10~Lv25】


【倒されても魔法陣で復活します】


「本当だ...」


翔が驚く。


「死なずに訓練できる...」


「これなら、心置きなく限界まで戦える」


美咲が弓を構える。


「よし、始めよう」


俺が魔法陣を操作する。


【幻影のレベル:Lv20】


光が溢れ、人型の幻影が現れる。


【幻影の剣士 Lv20】


全身が半透明で、剣を持っている。


「来るぞ!」


幻影が突進してくる。


速い。


「『単調斬り』!」


【反復回数:237回】


三連撃が幻影を斬る。


強化武器の効果で、威力が高い。


でも、幻影もLv20。簡単には倒れない。


幻影が剣を振るう。


受け止める。


ガギィン!


「重い...!」


押し返し、再び攻撃。


「『疾風斬』!」


【反復回数:238回】


五連撃。


幻影の体が揺らぐ。


「もう一回!」


「『単調斬り』!『単調斬り』!」


【反復回数:240回】


連続攻撃で、幻影が消える。


【幻影の剣士を撃破しました】


【経験値を獲得しました】


「本当に経験値が入る...!」


「もう一度!」


再び魔法陣を操作。


幻影が現れる。


戦う。


倒す。


また現れる。


また戦う。


繰り返す。


どれだけ時間が経ったか分からない。


この部屋には時計がない。


窓もない。


ただ、戦い続ける。


俺だけじゃない。


翔も、葵も、美咲も。


それぞれの幻影と戦っている。


「『貫通突き』!」


翔の槍が、幻影を貫く。


新スキルを磨いている。


「もっと速く...もっと正確に...」


何度も何度も繰り返す。


技の精度が上がっていく。


「『氷結連鎖』!」


葵が氷の魔法を連鎖させる。


最初は二回の連鎖だったのが、今は四回、五回と増えている。


「もっと...もっと繋げられる...」


そして──。


葵の杖が、強く輝く。


「『氷結領域(フロストドメイン)』!」


【新スキル習得:『氷結領域』】


葵を中心に、巨大な氷の壁が展開される。


半径五メートルの防御壁。


「できた...!」


葵が驚く。


「もっと...もっと広くできる...」


訓練を続け、範囲を広げていく。


「『炎矢乱舞』!」


美咲が連射する。


五本、八本、十本──。


連射速度が上がっていく。


「まだ...まだ増やせる...」


全員が、限界を超えようとしている。


俺は、ひたすら反復する。


「『単調斬り』!」


【反復回数:245回】


「『単調斬り』!」


【反復回数:246回】


「『単調斬り』!」


【反復回数:247回】


同じ技を、何度も何度も。


それが、『反復の極意』の真髄。


レベルも上がっていく。


【レベルアップ!Lv18→Lv19】


【レベルアップ!Lv19→Lv20】


【レベルアップ!Lv20→Lv21】


そして──。


【反復回数:250回到達!】


【新スキル習得可能】


システムメッセージ。


「新スキル...!」


脳内に情報が流れ込む。


時間加速斬(タイムアクセルスラッシュ)


「自分の時間感覚を一瞬だけ加速させる」


「周囲の動きがスローモーションに見える」


「これは...!」


クロノスの時間操作。


それに対抗できる可能性がある技。


「試してみるか」


幻影を召喚。


【幻影の剣士 Lv22】


レベルを上げる。


幻影が襲ってくる。


速い攻撃。


「『時間加速斬』!」


【反復回数:251回】


剣を振る瞬間──。


世界が、変わった。


幻影の動きが、ゆっくりになる。


スローモーション。


剣の軌跡が、はっきりと見える。


空気の流れすら感じる。


「これは...!」


一瞬だけ。


でも、確実に時間感覚が加速している。


幻影の剣を避け、カウンター。


「『単調斬り』!」


【反復回数:252回】


三連撃が、幻影の隙を完璧に突く。


一撃で撃破。


「すごい...これなら...」


クロノスの時間停止にも、対抗できるかもしれない。


訓練を続ける。


全員が、限界を超えていく。


翔が【貫通突き】を完成させる。


「やった...これだ...!」


槍が幻影を一撃で貫く。


葵が【氷結領域】の範囲を十メートルまで広げる。


「できた...!」


巨大な氷の壁が部屋を覆う。


美咲が【炎矢乱舞】で二十本の矢を同時に放つ。


「これが...私の限界...!」


無数の矢が幻影を貫く。


全員が、成長した。


どれだけ訓練しただろう。


満足するまで、戦い続けた。


最終的なレベル。


【朝倉 蓮 Lv21】


【結城 翔 Lv19】


【藤崎 葵 Lv18】


【桜庭 美咲 Lv19】


「これで...準備は整った」


四人で魔法陣から離れる。


「本当に...強くなったな」


翔が拳を握る。


「前とは比べ物にならない」


「新しいスキルも覚えた」


葵が杖を見つめる。


「これなら...」


美咲が弓を構える。


「次のボスにも、勝てる」


「ああ」


俺が頷く。


「行こう。十五階層へ」


四人で訓練の間を出る。


螺旋階段を登る。


十五階層。


時の迷宮。


そして──クロノスとの再戦。


「今度こそ...」


「全員で、勝つ」


文字数:約2,300字


主人公レベル:Lv18→Lv21(+3)


到達階層:訓練の間→15階層へ


新スキル:蓮『時間加速斬(タイムアクセルスラッシュ)』Lv1、翔『貫通突き』完成版、葵『氷結領域(フロストドメイン)』、美咲『炎矢乱舞』連射数増加


反復回数:累計255回(+5)


全員のレベル:蓮Lv21、翔Lv19、葵Lv18、美咲Lv19

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