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未登録の魔法少女  作者: 浅川


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第二百四十二話

 変身が解けなくなって、十四日目。

 緋雪がついた嘘の期限が、ついに到来した。

 その日の夕方、彼女は三神家の玄関の前で、深呼吸を三回繰り返してからチャイムを押した。

 この二週間、彼女は毎日この瞬間をシミュレーションしてきた。

 どう切り出すか。どんな理由をつけるか。追及されたらどう返すか。

 特S級の魔獣を前にしても、これほど心臓が鳴ったことはなかった。


「あら、緋雪ちゃん。いらっしゃい」


 出迎えた奈々美は、いつも通りの呑気な笑顔だった。

 エプロン姿で、袖には小麦粉がうっすらとついている。夕飯の支度の途中だったのだろう。


「今日は零のお迎えかしら?」


「……あの、それなんですけれど」


 緋雪は、努めて平静を装った。


「……研修が、延長になりまして」


「あらまあ」


「一週間ほど、予定が伸びることになったんです。……申し訳ありません」


「そうなの。まあまあ、零も大変ねぇ」


 奈々美は、あっさりと受け入れた。

 拍子抜けするほど、あっさりと。


「でも、それだけ必要とされてるってことよねぇ。零も人気者になったのねぇ」


(……お母様、それは少し違います)


 緋雪は、内心で深々と頭を下げた。


 息子が世界最強の死神で、変身が解けなくなって山にこもっているなどとは、口が裂けても言えない。


「——一週間!?」


 リビングから飛び出してきたのは、玲奈だった。

 テレビの前に転がっていたのだろう。髪は少し乱れ、部屋着の裾がめくれ上がっている。


「そんなの無理! あと一週間もお兄ちゃんのご飯食べられないなんて!」


「玲奈さん、落ち着いて」


「だってもう二週間だよ!?」


 玲奈は、涙目で緋雪の腕を掴んだ。

 その力が、思いのほか強い。魔法少女の握力である。


「母さんのご飯は美味しいよ? すっごく美味しい。……でも、違うの」


「違う?」


「そう。……なんか、こう」


 玲奈は、必死に言葉を探した。

 自分の中にある感覚を、どう言い表せばいいのか分からない——そんな顔だった。


「母さんのは、ちゃんとした料理なの。お店みたいで、すごく上手なの。……でも、お兄ちゃんのは」


 彼女は、少しだけ寂しそうに俯いた。


「私が今日疲れてるなって時は、味が濃くなるの。風邪気味の日は、生姜が多くなるの。……そういう、細かいのがないんだよ」


 その言葉に、緋雪は静かに息を呑んだ。

 妹は、気づいていたのだ。

 誰にも説明されず、本人からも一度も語られなかった、あの細やかな気遣いに。


「……ええ。分かる気がするわ」


「でしょ?」


「零くんのお料理って、いつもそうよね」


 緋雪は、静かに微笑んだ。


「……食べる人を、ちゃんと見ているの」


「そうなの! だから寂しいの!」


「あらあら」


 奈々美が、少しだけ拗ねたように頬を膨らませた。


「私だってちゃんと見てるわよ? ……ただ、あの子ほど細かくないだけで」


「母さんは、料理が上手すぎるんだよ」


 玲奈が、真顔で言った。


「毎日レストランみたいで疲れる」


「あら、ひどい」


 その時。


「……ちょっと待って」


 階段を降りてきた澪が、鋭い声で口を挟んだ。

 彼女は、腕を組んで緋雪を見据えていた。

 その目は、いつもの気さくな姉のものではない。前線で幾度も死線をくぐってきた、魔法少女の目だった。


「緋雪ちゃん。その研修って、なんて名前だっけ」


 緋雪の心臓が、大きく跳ねた。


「……えっと、非戦闘員向け後方支援研修、です」


「そんなの、白百合にあったっけ」


「……っ」


 緋雪の背筋を、冷たいものが走った。


(……来た)


 二週間、恐れ続けていた質問だった。


「私、一応白百合の隊員なんだけど」


 澪は、静かに続けた。


「そんな研修プログラムの話、一度も聞いたことないんだよね」


「そ、それは……!」


 緋雪は、必死に頭を回転させた。


(落ち着きなさい、羽衣緋雪。……ここで崩れたら、全部終わりよ)


「……それは、今回が第一期だからです」


「第一期?」


「はい」


 彼女は、一切の淀みなく——というより、勢いだけで語り始めた。


「先の隠密事件を受けて、白百合の盾では組織改編を進めています。その一環として、非戦闘員の支援体制を強化することになりました」


「……まあ、改編の話は聞いてるけど」


「魔法少女だけでは、大規模災害時の対応に限界があります。そこで、一般市民から協力者を募り、装備管理・補給・搬送の技術を習得していただくプログラムを立ち上げたんです」


 緋雪は、早口で続けた。


「今回はその試験運用で、参加者は全国からわずか十二名。修了者には正式な認定証が発行されます。……零くんは、その第一期生に選ばれました」


「……へえ」


「ご家族に家事全般を担っておられる方は、後方支援に必要な段取りの能力が極めて高いという評価で」


 我ながら、よく出てくるものだと思った。

 情報班に配属されていれば、あるいは別の才能が開花していたかもしれない。

 澪は、じっと緋雪の顔を見つめていた。

 緋雪は、その視線を真っ向から受け止めた。


(……お願い。信じて)


 しばらくの沈黙の後。

 澪は、深いため息をついた。


「……分かった」


「あ、ありがとうございます」


「でも、一つだけ言わせて」


 彼女は、まっすぐに緋雪を見据えた。


「あの子が、二週間も家事を放り出してる。……それが、私には一番おかしいの」


 緋雪の呼吸が、止まった。


「零はね、熱を出しても台所に立つような子なのよ」


 澪の声は、静かだった。

 責めるでもなく、詰問するでもなく。ただ、事実だけを並べるような口調だった。


「中学の時、インフルエンザで四十度出た日があってさ。それでも『玲奈の弁当作らなきゃ』って起きてこようとして、私が布団に叩き込んだの」


「……」


「そんな子が、二週間も何も言ってこない。……電波が入らないなんて理由で、納得できると思う?」


 緋雪は、答えられなかった。

 どんな嘘も、この一点だけは覆せない。

 この姉は、弟という人間を、誰よりも正確に知っていた。


「……緋雪ちゃん」


 澪は、静かに問うた。


「零、無事なの?」


 その問いに——緋雪は、初めて即答した。


「無事です」


 彼女は、まっすぐに澪を見返した。


「それだけは、絶対に保証します。……零くんは、無事です」


 嘘は、いくつもついた。

 だが、この一言だけは、緋雪にとって紛れもない真実だった。

 澪は、しばらくその目を見つめていた。

 そして、深く息を吐いた。


「……分かった。信じる」


「ありがとうございます」


「でもね」


 彼女は、僅かに目を細めた。


「もし零に何かあったら。……緋雪ちゃんでも、許さないから」


 その声には、炎属性の魔力が僅かに滲んでいた。

 同じ日の、午後三時。

 隣県のとある大型スーパーマーケット。

 夕方の特売を前にした店内は、それなりに客で賑わっていた。

 カートの車輪が床を擦る音。値引きシールを貼って回る店員の足音。天井のスピーカーから流れる、間の抜けたテーマソング。


 その青果コーナーで。


 白いブラウスにデニムのロングスカートという、どこにでもいる出で立ちの少女が、大根を真剣な顔で吟味していた。

 背中まである黒髪は、後ろで無造作に一つへ束ねられている。


(……この大根、少し傷んでるわね)


 ゴーストは、手にした大根を戻し、隣のものを取り上げた。


(こっちの方が、みずみずしいわ。葉の付け根も新しいし)


 彼女は、それをカゴへと入れた。

 カゴの中には、すでに玉ねぎ、人参、鶏もも肉、豆腐、油揚げが積まれている。


(今日は、筑前煮にしましょう。緋雪さん、根菜が好きだって言っていたし)


 周囲の客たちは、その姿を遠巻きに眺めていた。

 だが、誰も声をかけようとはしなかった。

 なぜなら、この二週間で——彼女はこの店の常連になっていたからである。


「あ、今日も来てるよ、あの子」

「ほんとだ。……相変わらず、目利きすごいわね」


 主婦たちが、小声で囁き合う。


「先週なんて、うちの旦那が魚コーナーで迷ってたら教えてくれたのよ」


「え、話しかけたの?」


「向こうから。『そのブリ、切り身の血合いが黒ずんでるから、隣のにした方がいいわよ』って」


「親切じゃない」


「そうなのよ。……あの年で、あんなに目が利くなんてねぇ」


 零としても、この状況は不本意だった。

 最初は、緋雪が食材を運んできてくれていた。

 だが、白百合の任務と洋館の往復に加えて買い出しまでとなると、彼女の負担が大きすぎる。

 現に彼女は、この二週間で明らかに痩せていた。

 だから零は、自分で買いに行くことにしたのだ。

 問題は、この姿である。

 だから外に出る時は、緋雪が持ってきてくれたあの服を着ている。

 澪と玲奈が、以前ショッピングモールで押し付けてきた——白いブラウスと、デニムのロングスカート。

 髪を後ろで一つに束ねてしまえば、鏡に映るのは「どこにでもいる女の子」だった。


(……姉ちゃんと玲奈が選んだ服で、買い出しか)


 零は、カゴを提げながら小さく苦笑した。


(あの二人が知ったら、なんて言うかな)


 あの日、試着室から引きずり出されるたびに、二人は本気で楽しそうだった。

 今なら、あの時間の意味が少しだけ違って見える。

 残る問題は、場所である。

 ヤオヨシに行くわけにはいかない。ルディアがいる。

 都内も避けた。誰に見られるか分からない。

 結果として選んだのが、洋館から影移動で、隣県のこのスーパーだった。


(……最初は、目立たないようにしてたんだけどな)


 零は、鮮魚コーナーへと向かいながら思った。

 初日、彼は必死に気配を消して買い物をした。

 顔を伏せ、最短経路でカゴを埋め、逃げるようにレジを抜けた。

 だが、二日目には店員に顔を覚えられ、三日目には「今日は鰤が安いですよ」と声をかけられ、五日目には常連の主婦から「あなた、いい選び方するわね」と褒められていた。

 そして今では、完全に馴染んでいる。


(……もう、諦めた)


 零は、鰤の切り身を手に取った。


 パックを傾け、断面の色を確かめる。血合いは鮮やかな赤。ドリップも出ていない。


(それに、この格好なら)


 彼は、僅かに苦笑した。


(誰も、俺がテロリスト扱いされてるゴーストだなんて思わないみたいだ)


 実際、その通りだった。

 テレビで報じられているゴーストは、漆黒のドレスを纏い、街を破壊する危険な存在である。

 だが、髪を一つに束ね、ブラウス姿で大根の鮮度を吟味し、鰤の血合いの色を確認している少女を見て、それと結びつける者はいなかった。


「あの子、若いのにしっかりしてるわねぇ」

「ねえ。うちの娘にも見習わせたいわ」


 その程度の認識で、すべてが処理されていた。

 零がレジへと向かおうとした、その時。

 通路の向こうから、一人の女性が歩いてきた。

 アッシュグレーのショートボブ。気だるげな半眼のアイスブルーの瞳。

 黒いコートに、片手には缶コーヒー。

 零の心臓が、大きく跳ねた。


(——シルヴィアさん!?)


 なぜここに、という疑問が浮かんだが、答えは単純だった。

 彼女は、缶コーヒーとサンドイッチを片手に、明らかに勤務の合間の休憩中といった風情である。

 星監の拠点は各地に点在しているし、この付近にも施設があってもおかしくはない。


(まずい。……気づかれる)


 零は、咄嗟に俯いて通路の端に寄った。

 魔力は抑えようと思えば抑えられるが、顔までは無理である。

 一瞬でも意識を割けば、それは「意図的に隠している」という不自然さになる。

 だが、シルヴィアは真っ直ぐこちらへ歩いてくる。


 そして——すれ違いざま。


「…………」


 彼女の足が、僅かに止まった。

 零の背中を、冷たい汗が伝う。


(気づかれた……!?)


 シルヴィアは、ゆっくりと振り返った。

 その視線が、零の後ろ姿を——正確には、彼が手にしている買い物カゴを捉える。

 大根、人参、玉ねぎ、鶏もも肉、豆腐、油揚げ、鰤の切り身。


「…………」


 彼女は、しばらくその中身を見つめていた。

 そして。


「……ふうん」


 小さくそう呟いて、あっさりと歩き去っていった。

 零が、恐る恐る振り返った時。

 シルヴィアの姿は、すでに雑誌コーナーの向こうに消えていた。


(……行った)


 彼は、深く息を吐いた。


(気づかれてない、よな。……多分)


 その頃、店の外。


 シルヴィアは、缶コーヒーのプルタブを開けながら、駐車場のフェンスに寄りかかっていた。

 冬の午後の陽は、もう傾き始めている。アスファルトに伸びた自分の影を、彼女はぼんやりと眺めていた。


(……あれ、ゴーストじゃない)


 彼女は、缶を傾けながら思った。


(間違いない。あの魔力の質、忘れるわけがない)


 死神から浴びせられた、魔力の余波。

 膝が折れかけたあの感覚を、彼女は今でも鮮明に覚えている。

 欧州支部の実働部隊長として、数え切れないほどの化物と相対してきた。

 その全てを合わせても、あの一瞬には及ばない。


(で、なんで最強の死神が、隣県のスーパーで筑前煮の材料を買ってるわけ)


 シルヴィアは、缶コーヒーを一口飲んだ。


(……いや、待って。もっと妙なことがあるでしょ)


 彼女の眉が、僅かに動いた。


(ここ数日、ヴィクトリア様とルディアが妙な話をしてたわね)


 三神零という少年が、二週間ほど姿を消していること。

 その時期と、ゴーストが奈緒を保護した時期が完全に一致していること。


(……それで、ゴーストが自分で買い物)


 シルヴィアは、缶を握りしめた。


(あの死神、これまで自分で食材を買いに来たことなんてあった?)


 答えは、否だった。


 福音の鐘も星監も、ゴーストのために全力を尽くす組織である。

 彼女が食材を必要としているなら、ルディアが百人単位の信徒を動員して最高級品を届けるだろう。産地から直送させ、うやうやしく跪いて差し出すに違いない。

 それをせず、わざわざ自分で。しかも隣県の、なんの変哲もないスーパーで。

 特売のシールが貼られた鰤の切り身を、真剣な顔で選びながら。


(……つまり、誰にも知られたくないってこと)


 シルヴィアは、しばらく夕暮れの空を見上げていた。

 自分の仕事は、命令を受けて戦線を切り開くことだ。

 組織の政治にも、上層部の思惑にも、興味を持ったことは一度もない。


 そして、答えを出した。


「……めんどくさ」


 彼女は、缶コーヒーを飲み干して、ゴミ箱に放り込んだ。


「まあ、いいわ。……私には関係ないし」


 そう呟いて、彼女は歩き出した。

 だが、その足取りは、いつもより僅かに遅かった。


 その夜。


 洋館の台所では、零が筑前煮を煮込んでいた。

 といっても、彼が調理をしているわけではない。

 鍋の前に立っているのは緋雪で、零はその隣で手順を指示しているだけだ。


「……そこ、火を弱めて」


「え、まだ煮立ってるけれど」


「いいの。煮立たせすぎると、根菜が崩れるから」


「……なるほど」


 緋雪は、真剣な顔で火加減を調整した。

 鍋の中で、出汁の泡が静かに落ち着いていく。醤油と味醂の匂いが、古い台所にゆっくりと満ちていった。


 零は、その様子を隣で見守っていた。


 自分で作ることはできる。この二週間で、この身体にもある程度慣れた。

 包丁も握れる。火加減も見られる。味見だって、もう戸惑わない。

 だが、彼はあえてそうしなかった。


(……緋雪さんに、覚えてほしいから)


 彼女は、料理が得意ではない。だが、驚くほど熱心に学ぼうとしている。

 この二週間で、卵焼きの形は整い、味噌汁の塩加減は安定した。

 白百合の任務を終え、夜遅くに山道を登ってきて、それでも彼女は毎日この台所に立っている。


「……ねえ、零くん」


 緋雪が、鍋を見つめたまま呟いた。


「なに?」


「あなた、最近……」


 彼女は、少しだけ言い淀んだ。

 菜箸を持つ手が、僅かに止まっている。


「……ううん。なんでもないわ」


 緋雪が言おうとして、飲み込んだこと。

 それは、零自身がまだ気づいていない変化だった。


『いいの。煮立たせすぎると、根菜が崩れるから』


『……そこ、火を弱めて』


 その口調が、いつからか——完全にゴーストのものになっていることを。

 最初は、意識して使い分けていたはずだった。

 変身中は女性の口調、素の時は男の口調。そう決めていたはずだった。

 だが、二週間もこの姿でいれば、その境界は静かに溶けていく。

 演じているうちは、演技だと分かる。分からなくなった時、それはもう演技ではない。

 緋雪は、鍋をかき混ぜながら、そっと零の横顔を見た。


(……言うべきかしら)


 彼女は、迷った。


 伝えるべきだ、という思いはある。

 だが、それを伝えてしまえば、この人は自分の輪郭が溶けていく音を、毎日聞き続けることになる。


(でも、言えば……この人は、きっと怖くなる)


 緋雪は、静かに視線を戻した。


(……もう少しだけ、黙っていよう)


 湯気の立ち上る台所に、鍋の音だけが静かに響いていた。


 同じ頃。

 三神家のリビング。

 澪は、スマートフォンを片手にソファに沈み込んでいた。

 テレビは点いているが、音は絞ってある。玲奈はもう自室へ上がり、母は風呂の支度をしている。

 画面には、白百合の盾の内部システムが表示されている。

 隊員であれば誰でも閲覧できる、研修プログラムの一覧だ。

 彼女は、そこを何度もスクロールした。

 新人研修。装備取扱講習。魔獣対策セミナー。救護資格認定。

 どこにも、「非戦闘員向け後方支援研修」の文字はなかった。

 検索欄に「後方支援」と打ち込んでみる。該当なし。

 「第一期」と打ち込む。該当なし。


「……やっぱりない」


 澪は、静かに呟いた。

 あの子は、無事だと言った。

 それだけは信じられる。緋雪ちゃんは、嘘が下手な子だ。あの時の目は、本気だった。

 だが。


「緋雪ちゃん。……あんた、何を隠してるの」


 彼女の目が、鋭く光った。



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