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空手バカ一代と行く、JDまどかの心霊探索ツアー  作者: AKTY
第4話 最強現る!黒を纏いし者―大学の幽霊のウワサ編―

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閑話休題 登場人物たちのあれこれについて

 どうも作者のAKTYです。いつもこの「空手バカ一代と行く、JDまどかの心霊探索ツアー」を読んでいただきまして誠にありがとうございます。


 今回こうやって作者自身が出てきまして、なにをするつもりかと言いますと、簡単に登場人物や物語の方向性について書いていこうかなと思います。主要キャラクターも出揃いましたんでね、ここらへんがちょうどいい機会かと。


 といってもこれはただの戯言みたいなものなんで、ここで書かれたことを知っているのが前提で今後お話が進行するとか、そういうのはないです。読んで、ああそういうことなのねと、ただそれだけ思っていただけたらなあくらいのものなんで。そんなの要らねえやって方はすっ飛ばしていただいても問題ありません。逆に、こういうのノイズになる、と嫌がる方もいらっしゃるでしょう。


 それではさっそく人物について順番に書いていきます。



 まずは我らが主人公・神谷円かみやまどかですが、実は彼女、唯一名前の元ネタがありません。そういう意味では非常に独立独歩なキャラクターです。独歩ちゃんですよ。虎殺しは生きていた !! です。


 しかしそれなりに意味は考えてあります。まずはじめに円が決まりました。彼女はずっと人との縁を結べないまま成長してきました。それが大学生になって、まずはその社会に溶け込もうという努力からスタートするわけです。その目論見は儚くも打ち砕かれはしましたが、それでも微かに繋がった縁から仲間が増えていきます。より多くの縁を結べるようにということで、"縁" 。それが転じて "円" となります。


 なぜ "縁" が転じるのかと申しますと、"円" は空手の動きとして重要なんですね。直線の動きだけでは強い力と対したときにへし折れてしまいます。 滑らかな円の動きでもって相手の力を受け流すわけです。SABAKIです。まあそういうことで下の名前が決まりました。


 上の名前はもっと適当なもので、オバケと対峙することになるんだから神さまでも付けとくかってことで神谷となり、ここに神谷円爆誕!と相成ったわけです。



 次に我らがもうひとりの主人公・有明省吾ありあけしょうごですが、これはもうそのまんま漫画『空手バカ一代』からいただきました。この漫画は極真空手創始者である大山倍達さんの伝記という建付けで物語られるんですが、そこで初めてマス大山の弟子となるのが有明省吾という少年なんですね。


 タイトルも人物名もそのまんまということで、どこかから怒られたら変更することになるやもしれません。まあ原作者の方がご存命でしたらこんな怖いことできないっスね。梶原一騎さんめっちゃ怖いらしいんで。


 この漫画の前半の作画担当であるつのだじろう氏は原作の仕上がりがあまりにも遅いことが原因で揉めて降板されるんですが、自分の別作品にそれを愚痴るような恨み言を忍ばせるんですね。それにブチ切れた梶原一騎さんは、弟の空手家・真樹日佐夫さんと共謀し、つのだじろう氏を拉致監禁。長時間にわたり謝罪を迫ったという。ヤバいでしょ?実に昭和らしいほのぼのエピソードです。


 ああ、だいぶ話がそれました。その漫画の中の有明省吾ですが、すごくひたむきでまっすぐなやつなんです。マス大山の空手を信じ、全力で修行に打ち込む。しかしですね、あまりにも師匠が世渡り下手でして、世間から評価されないんですね。それで、よその空手道場やら空手部やらに道場破りをするようになる。


 暴力沙汰が問題になりましてね、ついには警察に逮捕される。マス大山は彼に泣く泣く破門を言い渡すんです。ヤケになった有明省吾は拘置所から脱走し、無茶をやった挙げ句非業の死を遂げます。『空手バカ一代』序盤の非常に哀しい話です。


 私は小説の登場人物に彼の名前を与えるにあたってですね、実現したいことがあります。非業の死を遂げたあの少年に、自分の空手の道を曲げることなく、それでも楽しい大学生活を送ってほしい、と。そんな願いも込められた、あの空手バカ・有明省吾なんですね。


 ああ、ちなみに省吾がいつもやっている站椿たんとうですが、これにも元ネタがあります。元極真空手の岩崎達也さんという方がいらっしゃいまして、その人、現在は剛毅会空手というのを主催して、平本蓮選手らMMAファイターを指導されたりしているんですが、彼が語ってたんですね、所属していた極真の城南支部で站椿を稽古としてやっていた、と。それをアイデアとして拝借しました。



 それじゃあ次は超常現象研究会(オカ研)会長・三浦弥幸みうらみゆきです。


 すごくイケメンで、人当たりもいい、女性にもモテる、一見完璧超人クソッタレな彼ですが、名前の由来はシンプルなもんです。


 彼の名前は極真空手で百人組手(百人を相手に連続して試合するというロック極まるイカれた苦行)を達成した三浦美幸さんからいただきました。といっても三浦美幸さんがうちの弥幸のような人だってことじゃないですよ。ただそのお名前の響きがピッタリだと思ったんですね。ほら、なんか美しいじゃないですか。女性的な響きでもあって。


 弥幸はその人懐っこさで円や省吾を引っ張っていってくれるので、すごく重宝する人物です。彼については第5話でこれまでチラホラと匂わせてきた秘密が明かされることになりますので、乞うご期待!といったところです。



 次はキラキラ☆ギャルのコリンちゃんこと和道凛子わどうりんこ


 彼女の名前も弥幸と同じく極真空手の百人組手達成者から頂戴しました。その人の名はハワード・コリンズさん。この頭おかしい苦行の最初の達成者です。その名前をなんとなく組み替えて和道凛子となりました。凛子が自分のことを "コリン" と呼ばせたがるのも納得ですね。なんせ本来の名前なんですから。


 彼女は円の対極にいる存在として登場させたんですが、作中でたいへんよく動いてくれます。オカルトなんて大っ嫌いなのに、恋の成就のためにまっすぐ突き進む。そんなかわいい女の子です。書いててものすごく面白いヤツですよ。


 あ、それとキラキラ☆ギャルなんておかしな呼ばれ方をしているのは円がそう思っているからです。あいつはそういうとこがあるんですよ。酷いヤツです。


 凛子自身はその恋愛への取り組みからうかがえますが、ピュアで真面目な娘なんです。真面目さ故にギャルという属性をきっちり演じようとしているという面もあります。今後もおおいに活躍してくれるでしょう。霊媒属性も獲得しましたし。イタコリンちゃんですね。



 最後に、登場したばかりの芦原英依あしはらはなえ


 第4話―エピローグのあとがきにも書きましたが、彼女は作中最強です。それは名前にも表れています。元ネタは極真空手にその人あり、ケンカ十段と称され畏れ敬われた、芦原英幸さんです。


 どちらかというと実在のご本人よりも、漫画『空手バカ一代』の登場人物としての "芦原英幸" ですね。いろいろ無茶をやって呆れられますが、みんなに好かれ、大山空手普及のために四国へ渡り、現地の空手家すべてを向こうに回してケンカを吹っ掛けるという、あの漫画屈指の人気キャラでもあります。


 そんなお方の名を継いでいるわけですから、省吾が怯えるのも当然ですね。表面上は見せませんが、心に凶暴な野獣を飼っておられるわけです。


 そしてその野獣なんですが、もう一匹いて、その名を "工藤" と言います。これも前回あとがきで触れましたが、英依が第4話最後にとった除霊法は白石晃士監督の『コワすぎ』シリーズのオマージュです。で、そのシリーズの主人公が映像制作会社で恐怖映像など撮っている、ディレクターの工藤というオッサンなんですね。


 この人がヤベえ人でして、だいたい勘と思いつきで動きます。必要であれば暴力を振るうことも厭わない。偶然入手した呪いのアイテムを用法もわからず、なんとなくで使います。本職の霊能者の先生にそれを制止されても「俺の勘がこれ使えって言ってんだよ!」と放言して、先生をぶん殴ったりします。


 英依先輩の中にはその野獣・工藤も棲んでいるわけです。つまりあれですね、野獣先輩ってことですよ。いいよ、こいよ!ですよ。あ、お前さMDKさ、さっき、ヌッ、脱ぎ終わった時、なかなか出てこなかったよな?


 まあそれはともかく、彼女はあまりにも強すぎるため、出番自体は限られてくるでしょう。それでも存在感だけは残していくと思います。



 まあこんなところですかね。思ったより長くなってしまいました。こういうの挟んで楽しようという目論見なのに、本編書くより時間かかってるじゃないか⋯⋯


 この小説はオバケが出るので一応ホラージャンルにしましたけど、主題はレッツエンジョイ!円と省吾のワクワク✩ドキドキ♡キャンパスライフ、です。


 ふたりとも周りから理解されることなく孤独に生きてきました。ですがそれは自分を曲げなかった結果でもあるんですね。異質なヤツってのは集団の中でハブられますが、ある程度の年齢を過ぎると、そんな異質さを面白いと思ってくれる人が現れる。


 この点は漫画の『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い ! 』をイメージしています。あれは高校の話ですが、冒頭ではボッチの奇行を見て笑うだけの漫画だったのが、途中から群像劇に舵を切って、いろんな人物が登場するようになります。


 それまではハブられるだけだった主人公・黒木智子の変な行動を、面白いと思う人が出てくるんですね。いま連載でやってる3年生時にもなると、そういう人が増えすぎてハーレム状態なわけです。これは智子が変化してそうなったわけではない。周囲が異質さを受け入れられるだけ成長したってことなんですね。


 円と省吾は大学生ですから、いままでは出逢えなかった異質さを受け入れられる人を知る。それが弥幸であり、英依であり、いまはまだ違いますけど、凛子もそうなるんじゃないでしょうか。わかんないですけど。


 てことで、今後もふたりは楽しくやっていきます。明るく楽しいホラー小説である本作を、なにとぞよろしくお願いいたします。



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