4日目(3)
二人が私に対して、何か隠し事をしている事は分かっていた。
それが二人の事だというのも分かっていて、だから私は時々感じる違和感に目を瞑っていたし、雫の事も柊君の事も信じていた。
それが正しいとも思っていた。
(でも、どうして。朝の様子を知ってるのかな? やっぱり二人は、その……そう言った関係なのかな)
(もちろん雫が現れるまでアピールが出来ていないのもあったけど、でも私の気持ちくらい気が付くでしょ!)
(それに、一昨日は他に好きな人居るって言ったじゃん! その子とはどうなったのよ!柊君は今までそんな人の影も見せなかったのに、本当に驚いたんだよ!)
(思えばそうだ。雫の服を買った時も何故か柊君が買っていたし、私なんてプレゼントした事も、してもらった事も無かったのに……)
考えれば考える程。私と柊君の仲より、雫と柊君との方が仲良いのを思い知らされてしまう。
(確かに、私の怠惰が招いた結果かもしれないけど……)
ただ、こんなに考えても私は自分を嫌いなりそうになるだけで、これっぽっちも柊君や雫を嫌いにはなれなくて。
(やっぱり、私二人の事が好きなんだ)
私の体から込み上げてくるその核心は、拭い去れる物でも無い様で、揺れ動く心の整理はつかないまま、二人の顔も見れないで一つの結論にたどり着く。
(ウジウジしてても仕方ないよね。ちゃんと話聞かないと、私の大好きな人達の事なんだもの)
私はその結論に従う様にして、学校の門をくぐった。




