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作戦

「まずはこの世界の安全を確保しなくちゃいけない」

 日向はこれから行う作戦を話し始めた。

「そうかもしれないですけど、いったいどうやって?」

 悟は素直に疑問をぶつけた。

 日向の言うことは分かるが、そもそもそれが出来れば今まで雫をあんなに守る必要は無かったかもしれないのだから。

「薫いけるな?」

「はい」

 日向の問いに相川が首肯した。

「どういう事だ?」

「私は地球上ならどこでも一瞬で行ける。でも別次元、異空間は無理だった。でも一度その空間に一度でも行けば、その場所に行くことが出来る」

「じゃあ、まさかあそこに?」

「そう、風間君が創った世界に行く」

 相川は風間が創った異空間・反転世界に行ったことがある。つまり、あの世界に相川は行き来が自由に出来るのだ。

「問題はどうやって雫ちゃんをあっちに移動させるか」

 そう問題はそこだ。相川が自分以外を瞬間移動させるとき、飛ばす相手を相川が触れている必要がある。今の雫には触れるどころか近付くことも難しい。

「俺がやろう」

 名乗りを上げたのは日向だった。

「俺が雫ちゃんの周りに結界を張る。だから薫はその空間ごと移動させてくれ」

「そんな事できるのか?」

「できなくはない。かなり疲れるけど」

 悟の問いに相川は苦笑を浮かべながら言った。

「雫ちゃんを移動させた後はお前の出番だ。大丈夫だな悟」

「はい!」

 気合の入った声を悟は上げた。

 絶対に成功させてみせる。暴れる雫を結界に収めるのはかなりきついだろう。その雫を空間ごと瞬間移動させるのも。俺が雫を止められなかったらすべてが無駄になってしまう。

 絶対にそんなことはさせない。

「悟君。コンちゃんのことは私に任せて。絶対に死なせないから。雫ちゃんに集中して」

 シノが笑みを浮かべながら言ってきた。そしてグッと親指を立てた手を悟に向けてきた。

「頑張って」

「はい!!」

 悟は力を込めて叫んだ。

「行くぞ!!」

「「「おお!!!」」」

 日向の掛け声に全員が答えて、力強く歩き始めた。

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