運命の日時
「日時は来週の土曜日。その時何らかの災い。悪の力によって地球の危機を迎える」
風間は予言者の予言を伝えた。
「その災いっていうのが雫の覚醒・・・という事か」
「まぁそれが一番可能性が高いってことだ」
一番最初に予言者がした予言。雫が『最悪』であるという予言も地球が滅ぶという地球の危機を予言したものだった。これらを照らし合わせれば今回の地球の危機を雫の覚醒・暴走と捉えることは容易いだろう。
「君たちが今雫ちゃんを厳重に保護している以上、悔しいが僕たちは手を出せない。つまり、雫ちゃんが覚醒するかは君たち次第ってことだ」
真剣な表情で悟たちのことを鋭い目つきで睨みながら風間は言った。
「俺は最初からそのつもりであの子を保護したんだ」
「良い目をしている。期待してるよ」
笑みを浮かべて風間は去って行った。
「何であんな上から偉そうに・・・」
悟は呆れ顔でその様子を見ていた。
「あっ」
その横で不意に相川が声を上げた。
「どうした?」
「いや何でもないんだけど・・・」
「だけど?」
「授業が始まってる」
相川に言われて悟も時計を確認すると授業開始の時間はとっくに過ぎていた。
「何でもあるじゃねぇか!!」
悟の叫び声が静かな校舎にこだました。
しかしそんなものを大人しく聞いているわけにはいかない。悟たちは急いで教室に向かった。
「ってか風間は授業いいのかよ!?」
「彼のこの学校での信頼度は常軌を逸しているの。適当な理由をでっち上げればみんな信じちゃう」
「なんじゃそりゃ~~!!」
再び悟の叫び声がむなしく響いていた。




