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作戦完了?

【ルルからの注意】

めちゃめちゃ久しぶりだな!


今回はちょ~~っとだけR-15(残虐シーン)な。

まぁ警告要らないぐらいだとは思うけど。


どちらかつーと、俺の身に起きた逆ラッキースケベの方がショックだぜ。

俺そんなキャラじゃねーと思うんだけどなぁ?


こほん! まぁ、いいや! それじゃそー言う事で!



俺の叫びに護衛達が剣を振りかざして前に出た!!

逆にライオン達は逃げるように俺の後ろに下がる。


その異様さに一瞬躊躇した護衛達……突撃の言葉は実は別の合図なんだよ!



『フラッシュ!!!』



眼もくらむ閃光が俺の杖から放たれる!!!



「うわぁ!」

「目がっ!!」

「しまった!!」


護衛達が目を閉じて狼狽える。

むやみやたらに動くことをしない辺り、それなりの腕前かもしれないが……、


俺の横をライオンとウィルが駆け抜け護衛達に峰打ちを食らわせていく!!

護衛達は気絶して次々と床に倒れて行った。


これなら護衛達も傷つけずに済むからな!



ガシャーン!!



「なっ!?」


バッハの野郎! 窓割って逃げやがった!!


「リリ頼む!!」

「任せるッスよ!!」


割れた窓ガラスからリリが外に飛び出した!

素早さなら俺達の中で一位二位を争うリリだ、きっと追いつける!


俺もリリに習って窓から飛び出そうと……ビィィィィーー!!


「うそだろぉ!!」


僧侶服の裾が引っかかって……裂けたぁぁぁ!

な、なんとか残ってはいるけど丈の超短いミニスカートになっちまった!!


護衛達を黙らせたライオンも窓から飛び出し、ウィルが続こうとして……俺の姿を見て固まった。


「ちょ、ちょっとウィル!!」


続けて窓から出ようとしたノエル達が立ちすくんだウィルによって足止めされている。


ちっ! まぁリリが追っているしライオンもいる! 逃がすわけにはいかねー!


俺とライオンは遠くに見えるリリの後ろ姿を追って駆け出した!!





広い屋敷の庭、奥の方には木々も立ち込めちょっとした林のようになっている。

そこを駆け抜けて行くと、少しひらけた場所でバッハとリリが向かい合っているのが見えた。

バッハはどこに隠し持っていたのか短い剣を持って構えている。


「リリ!!」


俺とライオンは追いつくとリリの隣に並んでバッハ公爵に向かい合う。

バッハ公爵は息を荒くして肩を上下させていた。


「くそっ! 一体お前達は何なんだ!? 私の事も見破りやがって!!」

「お前こそ! この街を……いや、国を支配してどうする気だ?」

「いずれ魔王様が世界を支配する……その手助けをしているにすぎん!」


息を整えつつバッハがニヤリとする。

不意に俺の勘が警鐘を鳴らす。


……なんでこいつはこんな余裕を___


咄嗟に杖が出たのは奇跡だった。

元々手に持っていた事と、それなりの反射神経があったからだろう。


横から飛んできた回し蹴りを杖で受け止めた……が、力が強くそのまま傍にある木に吹っ飛ばされて体を強く打ち付ける!!


「がっ!!」


肺から空気が押し出され変な声が出た!

そのままズリ落ちる俺に、リリが追い打ちをかけてくる!!


と、横に飛んでライオンの剣__鞘に入ったままだが、それを躱した!!


「ルル、大丈夫か?」

「あ、ああ。 なんとか……な」


木に寄りかかりつつ体を起こすと回復魔法を唱える。


リリの目は……虚ろだが『呪言』じゃねーのか? 操られている感じだな。


リリが素早く横に走ると、直角に曲がってこちらに走ってきた!!

ライオンが素早く回り込み剣を振るうがそれを……スライディングの要領で躱すと俺に向かってくる!


『アンチスペル』


魔法を放つがリリは止まらない! 魔法じゃない!?


そのまま素早く正拳突き! クルっと回って裏拳!

最初の拳を躱すが二発目は躱しきれず杖をぶつけて受け止める!


しかし裏拳の体勢から再度体を捻って中段蹴りが飛んできた!!

と、蹴りをキャンセルして後方に跳躍する!


一瞬遅れてライオンの剣が振り下ろされた!!


「ったく! リリ早すぎだろ!」

「伊達に王国騎士団ではないな」


「よそ見していいのかね?」

「っ!」


反射的に振り返ったが……その時には俺の首にバッハの剣が食い込んで……



ガキン!!


硬い物にぶつかる音がして剣が弾かれた!!



「なに!?」

「え?」


咄嗟に首に手を当てると……そこには体の半分まで切断されたカーバンクルがしがみ付いていた。


「お、お前!! どうして?」


ユーナが見張りとして持たせた召喚獣。

いつの間に首に来ていたか知らないが……こいつが俺の代わりに。


カーバンクルが赤い光の粒となって消えて行く……。



「バッハ! よくも!!」

「悪運の強い奴め! 今度こそ首を掻っ切ってやる!!」


バッハが剣を振りかざすと同時に、俺の背後ではライオンにリリが飛び掛かる!

だが、バッハの剣は……リリと比較にならないほど遅い。


「おせぇよ!!」


少し体を傾け剣を躱すと、がら空きの顔面に拳を叩きこんだ!!


「ぶっ!」


鼻を強打され鼻血が噴き出る!

逃げようとするバッハに追いすがり更にもう一撃食わらせた!


「ぶべっ!!」


顎に当たり口がひん曲がる!

剣を薙いできたので俺は後ろに下がって再びバッハに向き直った。


「ひょ、ひょひゅもやってぐべたな?」

「あぁ? 何言ってるか聞こえねーよ!!」


バッハが再度剣を振り回す!!

闇雲に振り回す剣の軌道を見定め、


『ガード』


強化した杖で剣を持つ二の腕を叩きつけた!!


ガシャン!!


派手な音を立てて剣が地面に落下する。

慌てて剣を拾おうとするが……俺は剣を踏みつけバッハの顔先に杖を突きつける!!


「抵抗はするな! もうお前に味方はいないぞ? リリの操りも解け!!」


俺の言葉にがっくりと肩を落とし……と、剣を踏んでいる俺の足を腕で払った!

しまった! と思ったがもう遅く……俺はそのまま尻もちをついて転んでしまう。

そして剣を手に立ち上がったバッハは俺に向かって剣を振り上げ……振り上げた腕と首を刃が横一閃する!


「!?」


バッハの目が見開かれ……その手から剣が、いや腕ごと地面に落下する。

血が跳ねて俺の僧侶服に掛かっていく。

そして首がズレながら……体全体が地面に倒れて行った。


その後ろに立っていたのは……


「ウィル!?」


剣を振り切った姿勢でウィルが立っていた。


「ルル、大丈夫……か……」


尻もち状態の俺を起こそうと手を差し出したウィルの視線と体が再び固まる。

まるで石化した様にカキン!といった感じだった。


「ウィル? どうしたの……って!! うわぁぁ!! ルル! 下! 下ぁ!!!」


追いついたノエルは俺を見ると狂ったように叫びだす。


「あ? 下?」


ノエルに言われて気が付いた。

……いわゆるⅯ字開脚状態で尻もちをつき……そして今、ミニスカート状態だった事に。


うわぁぁぁぁぁぁ!! 俺はなんちゅー恰好を!?


「ウ、ウィルのバカ!! ルルも早く立って!!」


ウィルの目を後ろから目隠しするノエルに急かされ俺は大慌てで立ち上がる。


うぅ、最悪だ。

バッハのやつぅ! 最後に何てことしてくれたんだ!!


固まったままのウィルをぽかぽかするノエル。

落ち込んだ俺。


そんな俺達を正気に戻ったリリ、そしてライオン。

追いついたアリス達が不思議そうに見ているのだった。





そんな時だった。

俺達が知っている奴の声が響いたのは。


「時間かかり過ぎだ。 全く!」


呆れたような言葉を吐くイケメン。

腕を組み偉そうにしているユーナの姿がそこにはあった。


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