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【隠しスキル100個持ち!?】無能と勘違いされダンジョンに置き去りにされた貴族の六男、最深部で王国を築く。   作者: 神崎あら


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50/69

50話 シオンの帰還

ーー15層、真実の湖 レナティvsダイア&タレミィ&マイティにて


 「はは、なんだいこんなもんかいあんたら?」


 そう話すレナティの前には倒れるダイアとタレミィの姿があった。


 「くっ、つ、強え」

 「種族としての地力の強さが違い過ぎます」


 悔しがるダイアと諦めてそう呟くタレミィ。

 しかしもう1人の男だけはそんな2人とは違い、レナティに強気に向かい合っていた。


 「へいへいへーい!!レナティよぉ俺はまだピンピンしてるぜぇ!」

 「はぁ、まだこいつがいたわね」


 イルカの魚人マイティ。

 筋肉質なボディに愛くるしいイルカの瞳。

 そのアンバランスな見た目がなんとも不気味な雰囲気を醸し出している。


 「レナティ!お前、リザードマンの野郎達に酷いことしたらしいな!」

 「……だからなに?」

 「ナディア様や俺を騙してレパルスの味方もしていたらしいな!」

 「だから?」

 「絶対許さないぜ、元ソウルメイトよ」

 「許さないって、あんたに何ができんのよ」

 「お前を倒すぜレナティ」

 「いやいや、戦闘枠じゃなくてお笑い枠のあんたに私が倒せるわけないじゃない」

 「やってみなきゃわからないぜ!マイティゴー!!」


 そう言ってマイティは、両腕をクロスさせレナティへと突っ込んだ。


 「バカみたいに突っ込んできて、そんな攻撃当たるかよ!」

 

 直線的な動きで向かってくるマイティにレナティはそう言い放つ。


 「ヘイヘーイ、俺様の攻撃は避けられねぇぜぇ!」

 「避けねぇよバカ!向かってくるのがわかってんならカウンターを決めるまでよ!」

 『ググッ』


 レナティはカウンターを決めるべく尻尾に力を込め始める。


 「魚人体術【マイティクロス】」

 「スキル発動【スネーク・ウィップ】」

 『ドゴォン』


 衝突する2人の強スキル。

 ミノタウロスの小太郎を吹き飛ばした一撃にも関わらず、マイティはギリギリのところで耐えていた。


 『ギチチチ』

 「ちょっとあんた、うざいから消えなさいよ!」


 尻尾の攻撃を耐え続けるマイティにそう言う放つレナティ。

 そんなレナティを見てマイティはニヤリ笑う。


 「へへ、言ったろ俺はお前を許さないってな」

 「あー、ムカつくわね!ならそのうざい顔を噛みちぎってやるわ!」

 『シャアア』


 そう言って鋭い牙を剥き出しにして、マイティの顔めがけて突っ込むレナティ。

 しかしレナティは、自身の背後に迫る小さな影に気がついていなかった。


 「スキル発動【スパーク・バインド】」

 『バチィン』

 「な、なんだこれ!」


 背後からの突然の雷属性の捕縛攻撃により、倒れるレナティ。

 そしてその攻撃の主がゆっくりと姿を表す。


 『主人よこのナーガの女、こいつがおそらく話にあったレナティだろう』

 「ああそうだな、ひどい悪人面してやがる」

 「お前、まさか……」

 「やぁレナティ会いたかったよ、君には色々と訊きたいことがあるからね」


 そう言って微笑むシオン。


 「シオンさん!」

 「シオン!」

 「タレミィ!それにダイアも待たせたね」


 シオンは倒れる2人を発見しそう話しかける。


 「まったくレナティ、お前って奴は俺の仲間に酷いこと散々しやがって、スクワット4日間コースかなこれは」


 そうしてシオンはゆっくりとレナティへと近づいていく。


 「や、やめろこっちへ来るな!」

 「さぁレナティ、俺の目を見るんだ」


 シオンはそう言ってスキル【洗脳義眼】をレナティにも施すのであった。

 




 

 


 

 


 


 

 

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