47話 vsレパルス
ーー14層 大草原にて
ミカさんをシャボンに乗せ、安全なところに移した俺は、大獅子となったレパルスと睨み合っていた。
「お前とまたこんな風に戦う事になるとはね」
「……仕方ない事だシオンよ、お互いに描いた国の絵が違いすぎたのだ」
「話し合いでどうにかならないのか?」
「無理だな、ここまできたらお互いに死力を尽くし勝者を決めるしかない」
「そうか……」
レパルスとは少しの間だけど仲間として分かり合えていた気がしてたんだが、それも全て演技だったのだろうか。
本音を言えば本気でやり合いたくは無いけど、やるしか無いのだろう。
ならせめてなるべく傷つけずに、レパルスを仕留めよう。
『ザザッ』
『来るぞ主人よ!』
レパルスが動き出し右手に持つ魔道王がそう叫ぶ。
「わかってるよ、スキル発動【スパーク・バインド】」
『スカッ』
レパルスに向け放ったスパーク・バインドは、ひょいっと簡単に避けられてしまった。
「は、速すぎて当たらねぇ!」
『何をしているんだ主人よ!』
「いやだって……」
「隙がデカいなシオンよ、スキル発動【ライオン・ブレス】」
『ゴウッ』
避けられて困惑していると、その隙をつきレパルスが先ほどのブレスを放ってきた。
や、やばいガードできるスキルが間に合わない……。
『スキル発動【サファイア・バリア】』
『キュオ』
間一髪のところで魔道王がサファイア・バリアを発動し、ライオン・ブレスをガードした。
「た、助かったぁ」
『何をしているんだ主人よ、しっかりしろ!今のでせっかく100%チャージしたエネルギーの20%ほどを使ってしまったぞ』
「す、すまん」
「まさか防がれるとは、便利な杖だなシオンよ」
俺がサファイア・バリアで防いだのを見て、レパルスはそう話しかけてきた。
まぁ便利と言えば便利なんだけど、色々欠陥もあってだな……まぁ言わないけど。
「そりゃどうも、魔道王またチャージを頼む」
『わかった主人よ』
『ギュオオオ』
「好きにはさせんぞシオンよ、スキル発動【ライオン・クロー】」
『ギュンッ』
レパルスは自身の爪を巨大化させ、俺へと殴りかかってきた。
「スキル発動【スパーク・シールド】」
『バチチチ』
俺はスパーク・シールドでレパルスの攻撃を受け止めた。
「くっ、またその電撃の盾かなんともやり辛い」
『チャキッ』
そうして俺はスパーク・シールドで止めたレパルスの目の前に魔道王の杖を向ける。
「これで終わりだ、どうする降参するか?」
「まさか、するわないだろ!!」
『ガパッ』
レパルスはそう叫ぶと大きく口を開ける。
まずいこの感じあのブレスがきてしまう。
『主人、95%は溜まったぞ!』
「よし、やってくれ!」
『了解だ、出力95%スキル発動【サファイア・ボルト】』
「スキル発動【ライオン・ハイブレス】」
『ズォォンッ!!』
俺の放った青の雷撃とレパルスの豪炎が激しくぶつかり合い、辺りは一瞬で爆風に包まれる。
『出力をもっと上げねば……』
「いやだめだ、出力をギリギリで保ってくれ」
『な、何を言っているんだ主人』
「俺はレパルスも見捨てないよ」




