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【隠しスキル100個持ち!?】無能と勘違いされダンジョンに置き去りにされた貴族の六男、最深部で王国を築く。   作者: 神崎あら


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4話 獣人族の娘

ーー拠点にて 


 うーん、新しい人員か。


 『カプッ』


 俺は考え事をしながら、さっき見つけたリンゴリンと呼ばれるリンゴっぽい果実をかじった。

 ここへ戻る途中小太郎が木の実の場所を教えてくれたので、とりあえずの食料は確保できている。


 「なぁ小太郎」

 「ん?どうしたシオン」

 『むしゃむしゃ』

 「俺達の味方になってくれそうな人……ていうか種族っていないかな?」


 草をむしゃむしゃと頬張る小太郎に、俺はそう訊ねる。


 「いるにはいると思うぞ」

 「本当か!」

 「ああ、おそらくだが獣人族なら仲間になるだろうな」

 「獣人族……」


 獣人族か、昔図鑑で見たことがあるな。

 ただそこに書かれてた情報だとたしか、人間には非協力的だと記載されていた気がしていたけど。


 「どうしたシオンそんな浮かない顔して」

 『むしゃむしゃ』

 「いや何でもないよ、ただ昔聞いた話だと獣人族は人と折り合いが悪いと聞いてたからさ」

 「え、そうなの?あの人好きの連中がか」


 小太郎はそう言うと驚いた顔でこちらを見た。

 人好きの連中?それは一体どういうことなんだ。

 ダンジョンに入ってから図鑑に書いてないことばかり起きてるし、これはもしかしたら自分の目で確認したほうがいいのかもな。


 「小太郎、良かったらその話もっと詳しく聞かせてもらってもいいかな」

 「全然構わないぜ、ていうか6層に村があるし良かったら行ってみるか」

 「6層に村があるのか!?ぜひ行きたい案内頼めるか」

 「おういいぜ、ならさっさと行くか」


 こうして俺は獣人族の村に行くことになった。

 人好きの獣人族か、半信半疑だけど会いにいけばわかることだよな。


ーー2時間後


 「な、なんだここは」

 

  小太郎に案内されること2時間、俺は洞窟のような5層から太陽の明かりのような光の刺す丘のようなところへとやってきた。


 「どうだ凄いだろ、ここがダンジョン中とは思えないよな」

 「ああ全くだよ、どうなっているんだここは」


 天井に大きな石が白色に光っているのが見えるけど、あれがこの光正体なのだろうか。

 あの石についても図鑑では見たことがなかったな。

 ……もしかして図鑑ってあんましちゃんとしたこと載ってないのか。


 『ぴょこぴょこ』 

 「あら旅人さん?」


 そんなことを思いながら天井を見上げていると、うさ耳の女の子に話しかけられた。


 「えっと、まぁそんなところですかね」


 俺はニコッと笑ってそう答える。

 ていうか待て、今この子人語で話しかけてきたよな。

 なんで獣人語じゃないんだ?





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