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【隠しスキル100個持ち!?】無能と勘違いされダンジョンに置き去りにされた貴族の六男、最深部で王国を築く。   作者: 神崎あら


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39話 終結!リザードマン


ーーナディアの城、別館にて


 「おりゃあああ!」

 

 そう言って背後から現れた小太郎は、自身の角でレナティへと襲いかかった。


 「なっ!」

 『ズドォン』


 小太郎の渾身のタックルを受けたレナティはそのまま近くの壁まで吹き飛ばされてしまう。


 「リザ吉くん!早くミカさんを」

 「わ、わかりました!」


 小太郎にそう言われたリザ吉は急いでミカの元へと走り出す。


 「何すんだよバカ牛!スキル発動【スネークウィップ】」

 『ズシャ』

 「ぐはっ」


 レナティの放った尻尾の一撃が小太郎の腹にモロに命中してしまう。


 『バコォン』

 

 そしてそのまま吹き飛ばされてしまう小太郎。


 「小太郎さま!!」

 「おいリザ吉とか言ったなお前」

 「な、なんだ大蛇女」

 「ミカは何でここへきたと思う?」


 唐突にそう訊ねるレナティ。


 「知らないよそんな事」

 「はは、少しは考えろよリザ吉、私だよ私、私がミカに教えたんだ、リザードマンはお前の両親からお前を誘拐した張本人だってな」

 「なっ!」

 『カラン』


 突如レナティの口から告げられた事実に動揺したリザ吉は持っていた槍を落としてしまう。


 「はは、わかりやすく動揺しやがって、ミカにはこう言っておいたぜ、リザードマンは狡猾で意地汚い奴らだってな、そしたらミカのやつ事あるごとにここへ来るようになって、挙げ句の果てには捕まえてくれとナディアの奴に懇願までしてたぜ」

 「な、なんて事を、ではつまりここへ来た時待ち伏せていたのは……」

 「そうだよ、ミカの指示さ」


 笑みを浮かべてそう話すレナティ。


 「許せん……」


 そう言ってリザ吉はレナティを強く睨みつける。


 「はは、だったらなんだよリザ吉、お前に私を倒せるのか?」

 「やってやるさ!」


 そう言ってリザ吉はレナティに向けて走り始める。


 「おりゃああ」


 リザ吉は右拳を振りかぶり殴る姿勢をつくり、レナティへ近づいた。


 「はは土素人が、そんな拳が当たるかよ!」


 そう言ってレナティは、尻尾をリザ吉に向けて強くしならせて当てにいった。


 『ガシッ』


 その時、レナティの一撃を1人の大きなリザードマンが受け止め、そしてその後ろから2匹のリザードマンが現れる。


 「大丈夫かリザ吉」

 「村長!それとリザ五郎!」

 「助けに来たぜリザ吉、さぁこっからは俺たち3人で相手だ!」


 そう言ってリザ五郎は、槍を片手にレナティへ突っ込んでいった。


 「リザ丸!そのまま大蛇を抑えててくれ」

 「あいよリザ五郎」


 大きな体躯のリザードマンリザ丸は、リザ五郎の指示通りレナティの尻尾をグッと押さえつけた。


 「こ、こいつ凄い力だ、さっきのバカ牛と同等かそれ以上はあるかも」

 「ナイスだリザ丸、リザ吉!2人で決めるぞ」

 「了解!」


 そう言ってリザ吉は落ちている槍を拾って、レナティの元へと駆けていく。


 「スキル発動【リザードカッター】」

 「や、やめろぉぉ!」

 『ズシャ』


 リザ吉の必殺技である【リザードカッター】が、レナティの身体を引き裂いた。


 「ぬああああ」

 「へへ、辛そうだな大蛇野郎、これで終わりだ!」

 「待ってくれ、降参だ!ミカは返すから!」

 「もう遅い、スキル発動【リザードスラッシュ】」

 『ズシャ』


 そして追い打ちをかけるように、リザ五郎の【リザードスラッシュ】がレナティを切り裂くのだった。


 


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