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【隠しスキル100個持ち!?】無能と勘違いされダンジョンに置き去りにされた貴族の六男、最深部で王国を築く。   作者: 神崎あら


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24話 ナディアの城

ーー真実の湖にて


 「離せバカやろう!」

 「いいやダメだ、マイティだっけ?お前にはナディアのところまで案内してもらうからな」

 「何だとバカやろう」


 マイティとか言う魚人をスパイダーネットで拘束した俺達は、陸へと上がりこいつからナディアの情報を聞き出そうとしていた。

 にしてもこいつ、いちいち馬鹿野郎って言わなきゃ気が済まないのかよ。


 「おいお前、シオン様に失礼だぞ!」

 「リザ吉……」


 マイティの俺に対する失礼な言葉に怒るリザ吉。

 なんだろ、こいつ泳げるし結構強いし仲間にするのありかもな。


 「けっ、ナディア様を裏切るわけにはいかねぇからな、俺は何にも話さないぜ」

 「別にいいよ話さなくても」

 「は?何言ってんだお前、俺が話さないでどうやって情報を得るつもりなんだよ」

 「それはこうやってさ、スキル発動【洗脳義眼】」

 『ギュイーン』


 

 スキル【洗脳義眼】、スキル使用者の両目を、見たものを自在に操る事ができる義眼に変えるスキル。

 つまりこの目の洗脳を受けた者は、強制的に俺の下僕とする事ができるというわけだ。

 ただしこの洗脳を受けた者は、著しく知能が欠落してしまうというリスクもあるため、今後俺が仲間にする予定の者には使用しないと決めている。

 まぁ、マイティは仲間にするつもりないしこれ使っても問題ないだろ。

 

 「あふぅん」


 俺の洗脳を受けたマイティは、目を大きく開けてそう言った。


 「お、どうやら上手くいったみたいだな」


 この洗脳を受けた者は皆、洗脳完了後にあふぅんと言うので、マイティは上手く洗脳されたと言うことになる。

 しかし、いつ見ても洗脳にかかった者はアホ面になるな。

 昔、末の弟のチャールズにもこの洗脳を使った事があったが、こんな顔になってた気がする。

 もちろん使用後は記憶を消したけどね。


 「さぁマイティよ、ナディアの居場所を教えてくれ」

 「へ、へい了解です」

 「す、凄いですねシオン様、その変な魚人をあっという間に洗脳してしまうなんて」


 マイティの様子を見てリザ吉は思わず呟く。

 

 「全然さ、それよりもリザ吉は周囲を見張っててくれ、何かあればすぐに教えてくれ」

 「はい、了解です!」


 そう言って走っていくリザ吉。

 うん、やっぱりアイツ素直でいい奴だし仲間にしよう。

 村長には申し訳ないけど、現状だとミカさんよりも遥かにリザ吉の方が有用に思えるし。


 「さて、マイティよナディアは何処にいるんだ?」

 「はい、この下でございますシオン様」


 マイティはそう言うと真実の湖の下を指差した。

 う、嘘だろ下って湖の底って事なのか。


 「ちょっと待てマイティよ、ナディアの城というのはこの湖の底ににあるのか?」

 「はいその通りでございます」


 おいおい湖の底って……この湖、終わりが見えないほど広いんだが?

 体感だけど前世で行った琵琶湖並みに広い気がするこの湖の底にある城か……ていうか息は大丈夫なのか!

 もしと空気が無かったら、攫われた小太郎は今ごろ……。


 「お、おいマイティ、その湖の底にある城には空気はあるのか?」

 「ええありますよ、我ら魚人もナディア様も適度に陸に上がる必要があるので」

 「よ、良かったぁ」


 しかし湖の底か、これはリザ吉がさらに活躍しそうな予感がするな。

 

 

 

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