表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【隠しスキル100個持ち!?】無能と勘違いされダンジョンに置き去りにされた貴族の六男、最深部で王国を築く。   作者: 神崎あら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
16/23

16話 建国への一歩


ーー水のダンジョン、10層にて


 『ガラッ』

 「痛え……」


 全身に打撲を負ったレパルスはそう言って立ち上がる。


 「なぁレパルス、お前も夢見た事くらいあるだろそんな国の姿をさ」

 「ああ、見た事くらいはあるさ、でもなシオンよそんなの土台無理なんだよ」


 レパルスはシオンを睨んでそう話す。


 「何が無理なんだ」

 「あのなぁ、できるならやってるだろ」

 「まだできてないだけで、方法ならあるはずだ」


 シオンのその言葉に熱が帯びる。


 「俺だけじゃないんだぞ、【三王】は」

 「全員、俺が説得してみせるさ」

 「全員だと……おいおいお前、それはいくら何でもよぉ」

 「やると言ったらやるんだ」

 「ひとつ聞くがシオンよ、お前はどうしてそんなに国を作りたいんだ?」


 シオンの言葉に興味を持ったレパルスは、そう訊ねる。


 「ダンジョンが好きだからかな」

 「……ほう」


 その言葉を聞いたレパルスの目は真っ直ぐにシオンを見つめる。


 「子供の頃、何となく見た図鑑に書いてあったんだ、ダンジョンの未知の生態系や不思議な環境について」

 「……」

 「それが頭から離れなくてずっと残っててさ、そんでそんな場所に俺の国を作りたいってその時思ったんだ」


 シオンのその言葉を聞いて、周りにいたダイアやタレミィ、レパルスは静かになった。


 「それが夢か?」


 レパルスはゆっくりとそう訊ねる。

 

 「そんな感じかな、でも今は小太郎やダイア、タレミィと出会って夢じゃなくて目標になったよ」

 「ふふ、面白いなシオンよ」


 シオンの言葉を聞いて笑い出すレパルス。


 「なんで笑うんだよ」

 「いや青臭い奴だと思ってな」

 「失礼だな!」

 「まぁでも、そういうのは嫌いじゃない」


 レパルスはそう言うとニコッと笑った。


 「小さい頃からの憧れで国を作ろうとするその姿勢、実に面白い、シオンよこの獅子王にその夢を手伝わせてくれないか?」

 「え?」


 不意のその提案に目が点になるシオン。


 「お、おいそれって!」


 テンションが上がったダイアは思わずそう叫ぶ。


 「ああ俺の負けだよシオン、俺たち獅子王軍はお前の配下になるとするよ」

 「う、嘘だろ……今の演説でいいのかよ?」

 「心が動かされたからな、別に構わんよ、それになシオンよお前の力はとても強い、このダンジョンでは強い奴が上に立つ」


 レパルスはそう言うと、ゆっくりと右手を差し出した。


 「よろしくなシオン、いや我が主人よ」

 「お、おうよろしく」


 『ガシッ』


 そうしてシオンは獅子王軍を懐柔することに成功するのだった。


 


 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ