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七七 まぼろし 2/5

 山口の田尻長三郎というのは土淵で1番のお金持ちの家です。


 その当主である老人の話で、彼の息子が亡くなった葬式の夜、人々が念仏を終えおのおの家を出た後に、老人は話をしていて少し遅れて出ると、軒の雨落ち石(雨だれで地面がくぼまないように軒下に置く石)を枕にして伏している男がいました。

 見も知らぬ人で死んでいるようにも見えました。

 月のある夜なのでその光で見ると、膝を立てて口を開いていました。

 老人は大胆だったので足で動かしてみましたが身動ぎしませんでした。

 道を塞いでいたので、これを跨いで家を出ました。

 老人が次の朝に来てみれば跡形もなく、またこれをみたという人もいませんでしたが、その枕にしていた石の場所と形は昨夜見たとおりでした。


 老人曰く、ちゃんと見ずに足で触れたのみだったので、なんだったのか分からないそうです

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