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七六 館の址 3/3

前話は『七五 山女 5/5』でした。ごめんなさい

 長者屋敷といつ土地は昔長者の住んだあとで、そのあたりに糠森ぬかもりという山(詳細不明)があります。

 長者の家の糠を捨てたからだと言います。


 この山中に5つ葉のウツギ(ウツギの葉は変化が大きいらしいです)があって、その下に黄金が埋められていって、今もそのうつきの在処を求め歩く人が稀々《まれまれ》にいます。

 この長者は昔の金山師かなやまし(昔の鉱山業者の総称)で、このあたりには鉄を吹いた跡があります。

 恩徳(栃内を右斜めに流れる川)の金山もここと山続きで遠くありません。



諸国の糠塚、スクモ(藍の葉を発行させて作った染料、または芦などの枯れたもの)塚の多くはこれと同じ長者伝説を伴います。また黄金埋蔵の伝説も諸国に限りなくあります。

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