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三三 山の霊異 2/4 もしくは 花 1/2

 白望山しろみやま(白見山、宮古市小国の山で、遠野の町から北東に20キロほど)に泊まれば、深夜に当たりが薄明るくなることがあります。

 秋に茸を取りに行き野宿をする人は、よくこの現象が起こります。

 また谷の向こう側で大木を切り倒す音や、歌声などが聞こえることがあります。

 この山の大きさを測ってはいけないとも言われています。


 ある人が5月にかや(ススキなどイネ科の植物の総称で、屋根を作るのに使われたりします)を苅りに行ったとき、遠くを見ると桐の花が咲き満ちている山がありました。それはあたかも紫の雲がたなびくようでしたが、ついに辿り着くことはできませんでした。


 昔ある人が茸を取りに行ったとき、白見山の奥で金のとい(雨水を一箇所に集める設備)と金の杓を見つけました。持ち帰ろうとするとにはきわめて重く、鎌で橋を削り取ろうとしましたがそれもかなわず、また来ようと思って木の皮を剥いで目印としましたが、次の日仲間とともに来てこれを探しましたが、ついに木の場所も分かりませんでした。

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