28/107
三〇及び三一 山男 6/8及び7/8
小国村(下閉伊郡。遠野郷は明治〜戦後までは上閉伊郡にあり、上閉伊郡は下閉伊郡の南にあります)のある男がある日早池峰に地竹を伐りに行ったときに、竹がおびただしく茂っている中に大男が一人寝ているのを見つけました。地竹で編んだ3尺(1尺は約30.3センチなので約91センチ)の草履を脱いでいて、仰向けに伏して大きな鼾を書いていました。
地竹は深い山に生える低い竹のことです
遠野郷の民家の子女は、人ならざる者にさらわれてします人が毎年多くいます。特に女が多いと言います。




