第四章 18話 通話の為に仮設した件
クールジャックは、BC241年に来て早々トラブルに巻き込まれた。
機材のほぼ全てを奪われたアーキだったが、何とかクールジャックのタスキーインカムにアクセスして前回からの会話からである。
「いやー実はさ、機材盗まれて大変なのよ。
分かるでしょコレ?
この通話さぁタスキーからのじゃなくてさ仮設した通信機材からなんだよ。
どんなもんか見せたいからさー、そっちに映像送るからタスキーで投影できる?」とアーキは自分が今どうやって通話しているのかが見せたいらしい。
言われるままクールジャックは、受信した映像を投影すると、巨大な石を無秩序に円になる様に立てで仮設した円中央に、右手を天に目掛けて振っているアーキが見えた。
「アーキ次官?これをアーキ次官が仮設したのですか?
て言うか、いつの間に衛星まで飛ばしたのですか?
こんな事して大丈夫ですか?」と柔らかめに現行法を犯してね?とクールジャックはアーキにやんわり問うと「大丈夫だよ。ナオミなら何とかするさ」と丸投げにしてきた。
他にも色々聞きたいことが有るが、何せアーキにタスキーインカムが無いと話にならないのでどうするか聞くと「あーディファレントポケット送るからソレに入れて」それを聞いたクールジャックは卒倒しそうになった。
異空間利用関連法令違反の罰則は終身刑を伴うものばかり。
完全に巻き込まれた。




