第四章 14話 未来から
AC9071からBC241にセットされたオープンザボールドアver21.0.5OSに乗り込むのは、ギミック3殲滅作戦参謀本部付きBC241作戦参謀本隊所属の技術官兼参謀主幹クロエ・ジャッキー・キージー。
AC9071年8月10日の今日29歳になった彼女を、旦那のダフニスと7歳のアレックスが見送る。
彼女は優しく「じゃあ行ってくるからねアレックス。
パパの言う事守っていい子にしててね。」としゃがみ息子のアレックスの目線に合わせてお願いした。
コクッと頷く息子アレックスは涙を我慢しているみたいだった。
「貴方、アレックスの事よろしくね。
それとあの件は、帰ってから話しましょ。
その、、、親権とか財産分与とか色々整理しなきゃでしょ?これからは友達に戻るけど楽しかったわ。
今までありがとう」
軽く二人にハグをしたクロエの目に涙が滲んだ。
「じゃあまたな。行ってらっしゃいクールジャック」と元隊員の夫ダフニスは、寂しそうな表情で微笑んで見送った。
待機エリアで家族との別れを済ませて、バイタルチェックをして心身に異常が無い事を確認し、現地の作戦で利用する機材の動作確認をテキパキ済ませて、いざ機内へと入る。
直径4m程の黒い球体の上部ハッチから入る船内は狭い。
人1人がやっとの空間である。
「本人確認コードネームとバイタル情報の照合完了。本機確認完了。本機確認完了。これよりコードCパックA9071B241でターゲットBC241イーストアイランド州近海のフライトを開始します」機械音声が機内になりコードネーム「クールジャック」の乗るオープンザボールドアver21.0.5OSは、強い光を放ち一路過去へと向かうのだった。




