第四章 11話 極東の飛来
何だ?アレは?何だか気になるなぁ。
よし、今の流星と東風は念の為に辿っておいたほうが良いかもな。
どうも、アレックスが目指している方角からの突風様だな。
よいっしょっと!
うーん時間をたどってと。
よし突風が起こる直前だな。
よし、あれか。
空から極東の地に何かが落ちたな。
でぇ、その飛来光は、と、海に落ちたのだな。
天高く飛沫を上げて、辺りに強い衝撃波を伴う風と爆音が響いている様だがしかし、本当に凄い揺れと波だなこりゃ。
ん?海から球体がぷかりと浮き上がってきたが、あの球体は金属なのか?
おや?乗り物か?上に何やら扉らしきものが。。。
今度は、かなりのスピードで陸を目指して進んでいくぞ。
ほぉーん、さて浜に着いた。
おっ?扉が開いた。
人だ!多分男だ。
また妙な服着た奴だな。
うーん、風貌は、カルタゴの奥に住むと聞く未開の民に似た風貌だが、、、何なんだアイツは?
漆黒の顔に、キラキラと銀の様な服に、頭にはこれまた何か銀の奇妙な髪飾りに、で、髪飾りから口まで何か枝の様に出してるアレは何だ?つくづく妙な格好だな?
ブツブツ何か独り言を言っている様だが、得体が知れん奴だな。
けど、まぁ大王の生まれ変わりで我が息子の敵では無いがな。
桃を捕獲した次の次の日になんか知らないが魔道具を携えてこちらを見ている怪しい風態のハゲを追っ払ったついでにそのハゲからその怪しい魔道具などなどを事ある毎に奪い取り、試行錯誤し今ではそれを使いこなせる様になった。
例えば、モニターと録画機を繋いで記録されていた健康番組を見たり、息子や妻の愛おしい毎日をカメラに撮り映像で記録したり、太陽光で発電した電気を使って蓄電したり、天井に蛍光灯をつけたり、冷蔵庫や洗濯機などの白物家電を揃えたりなどなど、今回も息子の様子と行き先の様子をちょくちょくドローンを飛ばして見守るダフニス。
で、このご自慢のモモタウロス観察用にわざわざ飛ばしたドローンは、今ちょっとだけ喧嘩中の愛する妻クロエとの共同作業で作ったお手製の超長距離対応型の大型ドローン。
DIYである。
けれど、この便利魔道具にも幾つか改善点があったりする。
たとえば、視認出来る時間が短いのとか、音声無いのとかが、ちょっといただけない。
でもまぁ今の所は無事みたいだし、と、愛する一人息子の安全を確認して胸を撫で下ろすダフニス。
武闘派で鳴らした猛将の彼も愛する一人息子には親バカである。




