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始まりの第1話


はっ!っと目が覚める。

窓から差し込む光が眩しい。


時計を見る。

5時ちょうど。


仕度をするにはまだ早い。


再び布団に潜りなおして、ぼんやりする。


私はいつベットに入ったのだろうか。

昨日の夜、床に倒れこんだ、はず。

どうしようもなく喉が渇いて、身体が熱くなった。

もう会うことはないと思ってた、あの子の匂いがした。


「…なんだったんだろう」


ぜんぶ、ぜんぶ、夢だったんじゃ



ピピピピーッピピピピーッ!


考えるのをやめさせるかのように、

アラームが鳴り響く。


「とりあえず準備か。」


ベットからのそのそと起き上がり準備を始める。


内田真子、18歳、高校三年生。

この物語のヒロインである。


朝食を済ませ、制服に着替え、髪をとかす。


両親は先週から海外出張中。この家に今、私は一人。


「いってきます。」


鍵を閉め、学校へ向かう。






「沙織!おはよう!」


「おはよーっ真子!!」


下駄箱に靴を入れ挨拶を交わす。

木下沙織、同じクラス、一番の親友だ。


「今日さ、隣のクラスに転校生くるらしいね。」


「え、そうなの!?」


沙織は、隣のクラスの子達が、話しているのを聞いたようだ。


どんな人が来るのか少し気になるところだが、

所詮隣のクラス。


転校生の話はすぐ終わり、今日の小テストの話に変わった。




転校生が来たところで、私に何も関係はないー


その後すぐ、私はこの考えが間違っていたと気づくのであった。


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