溶ける1
レイ君レイ君
私嬉しいの辛そうな貴方を見るのがねぇ早く見せて。
見せなさいよぉ!!
彼女は机の上にあった映像を映す水晶をたたき割った
あら、やだ私としたことがカッとなっちゃった。
ぜーんぶ貴方のせいよ。
貴方が私をこんなんにしたんだからね。
責任取ってね☆レイ君
ps,R
「ただいまー」
「ただいまです。」
「はいお帰りなさい。
ご飯はもう少しで出来ますので少々お待ちくださいね。
レイさんフェルベ様を呼んで貰っていいですか?」
とハイレンがお願いする
「ああ分かった」
フェルベ自室
「あれから10日か・・・」
彼女の手には魔力の表示が文字化けしている
ステータス表があった。
彼らのステータスが表示された後多くの職員が、
バグではないかと協力し確かめたが
機械には全く異常は無かった。
フェルベは先日協力を頼まれ、
ステータスを調べたその結果を彼女は、
椅子に座りながら考えた
扉がノックされ開かれる
「フェルベさ~んご飯だって~」
「ああ・・分かった」
「じゃあ待ってるん?」
レイは彼女が持っている物を目に魔力を通し見た
その後独り言のように呟く
「やっぱり魔力には変化が起きるのか・・・」
一週間後 ラコリーヌ美術館にて
「警備ですか?」
「うん、来週の火曜日にスポンサーの意向で、
急遽行わなければならくなってしまったんだよ。」
掃除を行っていたレイにルミナ・ライツの姉で
美に関するものを集めているローゼン・ライツ
が言う。
因みに、庭の花や食堂のテーブルや椅子は、
全て彼女が収集した物である。
「あの子もレート館長も大変だよね~
こんな無茶言ってさ?」
「それなら貴方も手伝ったらどうですか。」
困惑した顔でレイは言う
「お、もしかして何もやってないと思ってるな~
残念だけやってるんだよ~。
君の様に戦える子や美術館のスポンサーへの説明、
そして警察への協力要請とかね。」
「意外とちゃんとやってますね。」
「当然私はルミナのお姉ちゃんだからね。」
「要件は了解しました。
ユーノとフェルベには伝えておきます。」
「よろしくね~
あ、後アルトちゃんとか他の子に見つけたらで、
良いから伝えておいて~」
「了解しました~。」
レイは掃除をし終え、庭に向かった
「もぉ~アルトそこでお菓子食べないでよ~。」
「いいでしょう?だって私の家ですよ。」
いつも通り庭では二人の少女が言い争う声が聴こえる
「あんた達いつもやってるな・・・
アルト食べるならせめて寝っ転がるんじゃなくて、
あそこの椅子に座って食え。」
そうレイは近くのベンチを指さす。
「言っても無駄だよ。さっき言ったんだけどね。
暖かいからここが良いんだって。」
そう疲れた様な声で金髪で小柄な少女は言う
彼女はゼフティ・ハート一応パティシエらしい
実際どうかは知らないが、
甘いのが大好きなユーノは絶賛していたので多分美味いが、
天使は基本的にコーヒーに角砂糖50個、
はちみつとホイップクリームをたっぷりかける種族なので、
余り信用はしていない。
「はぁ~ローゼンさんから伝言を預かって来たんだ。
今から伝えるぞ。」
「珍しいね?ローゼンさんが収集以外で働いているなんて。
それで伝言って?」
「来週の火曜日にスポンサーの意向でコンサートをするらしいです。
それで警備に参加して欲しいそうです。」
「と言う事はアイリスの奴ですか。
どこの貴族ですか一体私ではなく、
あのネガティブ女が選ばれたんですか?
私なら完璧なコンサートにすることが出来るのに。」
「あのねぇ~アルトちゃん。
素人が、プロの代わりに選ばれるわけないでしょ?」
そう、ゼフティに言われ、悔しそうにしていた
「えっとやってくれるんだよな?警備。」
「大丈夫だよ任せて!」
「仕方がないですね。たまには手伝ってあげますよ。」
「じゃあ手伝わなくていいぞ。」
「なんでそうなるんですか!?手伝うって言ってるでしょ!?」
「はぁ~」
レイは深くため息をついた
「ただいまーユーノ、フェルベ、ハイレンさん。」
「ああ、お帰り。レイ。」
「お帰りなさいです。レイ様、ご飯はもう出来てますよ!」
「閣下!お帰りなさい!!」
「今日はどうした?いつもは休みだっただろう?」
フェルベが問う
「今日ルミナさんが忙しいらしくてなヘルプに行ってたんだ。」
「珍しいな?何があったんだ?」
「スポンサーが来週の火曜日にコンサートを
やらないと行けなくなったんだってさ。」
「それは急過ぎるとユーノは思います。」
「同感です。流石に異常だと思います。」
アイリスもユーノに同意する
「レイ、そのコンサートを行うのはアイリスなのか?」
「そこまでは聞いてないな。」
「そうか、なら明日アイリスの所に行くぞ。
あいつなら、護衛するのも難しいからな。」
「????どういうことだ?」
「行けば分かる。」
次の日 東部ムジカ
エラクで一番綺麗な所と言われている通り、
とても美しく街中に音楽が響いている所だった
「すげぇなここ。
どこもかしこも楽器を弾いている人ばっかりだ。」
「当然だここは世界で一番多くの音楽家が住んでいるからな。」
「ちゃんとついてこいよ。
じゃないと財布の中カラッポになるぞ。
ここの奴らは店の前以外で止まると、
音楽を聴いているとして金を奪って来るからな。」
「ええ・・・・」
しばらく歩いていると路地裏に入ったはずれに、
大きな屋敷があった
「ここだ。デカいだろ。」
「デカ過ぎない?」
「それはそうだ、あいつは大貴族だからな。」
フェルベはドアをノックする
「フェルベ・ルージュだアイリスに会いに来た。」
「どうぞ」
そう声が聞こえて静かに扉が開かれる
「私から離れるなよ。そしてどこも見るな。いいな。」
「分かった。」
「分かりました。」
屋敷の中は薄暗くまるで
お化けがいるかのような雰囲気がした
すると奥の方からバイオリンの綺麗な音が聴こえる
ユーノは完全に怖がってしまい、
レイの服をしっかりと握っていた
目の前に扉が現れる
フェルベが扉を開け、
部屋に入ると緑色の髪の10歳程度の少女と、
黒く長い髪のバイオリンを持った少女がいた
「久しぶりだなヴェヌタス。アイリス君も元気か?」
「久しぶりフェルベ。会うのは10?30年ぶり?」
緑色の髪の少女ヴェヌタスはそう言った
「えっとヴェヌタスさんまだ1ヶ月も経ってないよ。」
黒髪の少女アイリスは言う
「えっと、はじめましてだよね・・・
私はアイリス・ブライト。
一応・・ブライト公爵家の長女です。
えっと、よろしく。」
「ユーノはユーノだよ!よろしく。」
「レイだよろしく。」
「私はヴェヌタス・フォートよろしく。
君たちのことは知っている。
今度ガーベージに対する君たちの話を聞きたい。」
「ヴェヌタスこいつらはここの人間じゃないんだ。
ここにしか現れない怪物の呼び方を聞いて
分かるわけないだろ。」
「それもそう。
君たちが、サストで戦ったガーベージて呼ぶの分かった?」
「まあまあかな?」
「そうじゃあ今からしっかりと・・
「待て待て、私達はお前の話を聞きに来たんじゃない。」
フェルベはそう口を挟む
「なあ、アイリス。
今度開催されるコンサートで演奏するのは君か?」
「うん・・・お父様が無理矢理・・・」
「そうか、レイ分かったか?」
「大貴族様だから護衛が難しいってことだよな?」
「そういう事だ。これで失礼する。
帰って準備しないといけないからな。
行くぞレイ、ユーノ。」
「じゃあまた。」
「さようなら!」
「フェルベさん、よろしく。お願いします。」
アイリスは頭を下げ、彼女達を見送った。
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