溶ける2
システム、それはこれから起きる事、防がなくてはいけない事を告げてくれる
でもね、レイ。貴方は知っているはずよ。
システムの人形にはなってはいけない事を
貴方はそれで失敗しちゃったものね
守りたいなら戦いなさい、レイ。貴方の為に
ps,R
エラクXXXXXにて
薄暗く黒く濁った水が流れ、
醜作が辺り一帯に居る道を堂々と進む
シルクハットをかぶりモノクルをかけた
青い髪の青年がいた
やがて彼は目的の人を見つけた
そこには水に座り込んでいる
足元まである白く長い髪の虚ろな銃を抱え、
白いワンピースを着た女性がいた
彼は女性に声をかける
「やあ、フリュイ元気かい?」
彼女は少し顔を上げ静かに答える
「アモルファス?何か様。」
アモルファスと呼ばれた青年は言う
「仕事を頼みたいんだ。お願い出来るかな?」
「内容は?」
「新しい仲間にしたい子がいてね。
その子が出した条件はこのコンサートの奏者、
アイリス・ブライトの殺害なんだ。」
「その子がスパイのリスクは?」
「それは問題ない。」
アモルファスが手を叩く
彼の後ろからそれらは現れる
重厚な金色の鎧の様に見えるものを纏い
四肢が金管楽器のベルから突き出していた。
そこからは常に赤黒い液体が絶えず滴り落ちており、
顔を覆うベルからは常に、
何かを「くちゃくちゃ」と咀嚼する音がする怪物と
瘦せこけた体躯にみすぼらしい
襤褸を腰に巻いた首がない無機質な怪物。
その手には身の丈に合わない程の大剣が握り、
そこには泣き叫んでいる人面が両面に浮き出ていた。
「どうだい?素晴らしいだろう?
スコッチとクチェは直ぐに、
僕の意見に賛同してくれたよ!!」
「話は分かった。でも、それは性能を確かめてから。
カラーズ一匹殺せないやつなんて必要ない。」
「相変わらず手厳しいね。君は」
「ならこの貪り食うモノと、
憐れむモノを連れていきたまえ。」
「君なら扱えるだろう?」
「何を今さら。所でスポンサーはなんて?」
「順調だとさ。
もうすぐここに最悪が訪れるなんて最高だねぇ!」
「そう・・ならいいけど。
寝るから開始時間の一時間前に起こして。」
「17時だね、了解した。
それまでは準備しておいてくれよ?」
「もういないか・・
相変わらず何処かに行くのが早いな彼女は。」
ラコリーヌ美術館会議室にて
「みんな今日は忙しいところ集まってくれてありがとう。
5日後のコンサートの警備等々について、
この場で話し合いたいが良いかい?」
館長レート・エスタは集まった皆に問う
「構いません。むしろ私にとってこの場は、
警備などのすり合わせにはとても良いですからね。」
そう言ったのはこの街の市長である
長い青髪をポニーテールにまとめ、
水色と白の制服に青いスカートをはいた少女、
シェーン・エラクは答える
「ありがとう、シェーン。これから始めさせてもらう。
ルミナ資料を配ってくれ。」
「はい。では皆様こちらの資料をどうぞ。」
そう言って渡された資料には、
今回の音楽ホールの地図があった
「それぞれこの位置にいて欲しい。
アルトとシェーン、ゼフティは入口。
ヴェヌタスとユーノは東側。
エレナとフェルベで西側を、
レイはシェーンハイトと共に南にいて欲しい」
「なに!?シェーンハイトだと!?」
「まさか館長、彼女と手を組んだのかい!?」
「「あの女と組むなんて有り得ないぞ!!」ね!!」
エレナとフェルベは声を張り上げて反対する
「お二人共落ち着いてください。
今回はこの前の謝罪として、
騎士団の方々が警備に協力してくれるだけです。」
ルミナはそう言う
「それならまぁ・・・」
「仕方がないな。」
エレナとフェルベはため息をつく
「二人ってやっぱり仲いいね。」
ゼフティは笑顔でそう言う
「ちょっとゼフティさん。」
シェーンは慌てた様に言う
「「なんだって?こいつと友達?そんなわけでないだろ!!!」」
そう言って二人は取っ組み合いを始めてしまい
会議が進まなくなってしまったので、
レイとユーノはフェルベを引きずり会議室からでた。
館長は後日情報を共有することを約束してくれた。
フェルベを引きずり近くの店に入り、
彼女が好きなものを与えたら大分機嫌が良くなったので、
レイは質問をした。
「なあ美術館に所属するカラーズは7人なんだよな?
後一人はどこ行ったんだ?」
フェルベは好物のチーズとワイン、
そしてステーキを食べながら言った
「ファニィのことか。
詳しくは知らないが、
しばらく前から姉が行方不明らしくてな、
それで捜索してるらしいぞ。」
「目撃情報の一つも見つからないらしい。」
「それは大変だな。」
その時システムが起動する
そこにはこう書かれていた
クエストが発生しました
新たなワールドエンドを各種目標を達成し殺害して下さい。
目標1
Don‘t melt happiness.
(幸せを溶かすな)
目標2
Ne laisse jamais personne te voler cela que tu portes en toi.
(おまえが内に秘めている「それ」を決して誰にも盗まれるな)
他の目標は条件を満たすことで開始可能です
目標2を一部達成した為、
アストラルリアクターを二機アイテムボックスに送りました
それでは「汝に永遠の幸せがあらんことを」
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
面白かったら感想、ブックマークをお願いします。
現在、カクヨムでも連載中です!!詳しくは活動報告をご確認ください。




