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ワールドエンド・アクター Colors  作者: 缶サバ
紅き閃光・暗き蒼
31/34

彩り

させる訳ないでしょ。

クソ野郎共

私の彼に手を出すのなら私は貴様らを探し出して



殺す

ま、彼女らが行ったから大丈夫か

ps.R

王城にて

多くの作品が飾ってある部屋の中を独りの男が鑑賞していた

「やはり、芸術は素晴らしい。」

男は一つの絵の前に足を止め言う

「やはりこの作品が評価されないのは間違っている。」

「爺や騎士団長シェーンハイトを呼んで来てくれ。セリスも共にな。」

「かしこまりました。ラルテ王。」

そう言って執事は部屋を出ていく

「ああ、この作品を作った君はどんな子なのだろうか。」

彼は恍惚とした目をしていた。



______東部ムジカ ブライト邸近辺にて

「やっぱ、魔法って便利だな。」

「ふっふっふ、そうでしょう?魔法は便利でしょう?」

レイの目の前には黒髪をロングヘアのハーフアップ・ツインにし白い長袖に金色のボタンが着いたベストに白いコートをオフショルダーにして羽織った少年の様に見える少女マーリンは言う

「それで、間違いないのか?」

「ああ、間違いないよマスター。」

レイはそれを聞いて頭を抱えて座り込む

「ど~すんだかな~。」


____美術館 館長室にて

「館長戻りました。」

「やぁどうだった?」

「手がかりは見つかりました。後は捜すだけです。」

「すまないね。手伝わせてしまって。」

「構いませんよ。僕とユーノの後始末をしてもらってありがたいです。」

「気にしないでよ。雇用主として面倒を見るのは当然だからね。」

「それとこれは別です。アイリスは必ず見つけます。」

「本当、ありがとね。ところで頼み事があるんだけどいいかな?」

「いいですけど、ルミナとかもっと適している人いるじゃないですか。」

「ルミナは次の展示の準備に忙しいんだよ。」

「そうですか。分かりました。何をすればいいんです?」

「__ファニィを呼んで来てもらいたいんだ。」


___同時刻、ファニィ宅にて

「エレナ、フェルベ来てくれてありがとう.......」

彼女らを招いた乱れた青い髪の少女、ファニィ・エーテルは今にも消えそうな声で言う

「いいや、大丈夫だよ。」

「それより、体調は大丈夫か?」

フェルベとエレナはそんな言葉をかけた

「大丈夫だよ二人とも。」

ファニィは震える手を強く握る

「二人に話したいことがあるの.....私のお姉ちゃんについて。」

彼女の瞳は震えていた

だが、心を決めたのか震える声で言葉を再び紡ぎだした

「ねぇ二人とも部屋、静かだと思わない?」

「言われたそうだね。」

「てっきり買い物に行っているのかと思ったが、違うのか?」

「僕もフェルベと同意見だよ。君のMastersであるメリーはどこに行ったんだい?」

「メリーはね........お姉ちゃんに壊されちゃった.........」

彼女の瞳には涙が浮かんでいた


Mastersそれは強い思いがこもった色々な物から生まれる

ならばそんな彼らにとって壊れるとはなんだろうか





___それは「「死」」である




Mastersは普通の方法では壊せない

壊すには醜作(ガーベージ)を使うか終わりを作る者(エンドクリエーター)自身が壊すか

それのみである

つまり彼女の姉、カルデーレ・エーテルは終わりを作る者(エンドクリエーター)であることの証明であった



フェルベとエレナは声が出なかった。

エレナは声を絞り出し言う

「.......君、何を言っているのか分かっているのかい?」

「うん、分かってるよエレナ。」

「私のお姉ちゃんは怪物だってこと。」

フェルベは小さな声で問う

「警察には.....?」

「ううん、まだ。証拠がないから信じてもらえないしね。」

「そう....そうだな。」

部屋に静寂が起きる

その静寂がドアを叩く音と一つの声で破られた

「すみませ~ん。ファニィさ~ん。いませんか~。」

「レイか?」

フェルベはそう扉を開ける

「フェルベ?なんでここにいるんだ?」

「それはこっちのセリフだ。」

「俺は館長にファニィを呼んで来てくれって言われたんだよ。」

「そうなのか....なら丁度いいお前に教えていない事を教えてやる。」

フェルベは少し考えるとレイを家に引き込む

「うお!びっくりした~なんだよ。教えたい事って。」

「フェルベ!?君何をしているんだい!?」

「こいつに醜作(ガーベージ)のことについて教えてなかった。」

「えぇ....君何やってるのさ。」

エレナは呆れたようにフェルベを見る

「お前は醜作(ガーベージ)について知っているか?」

「いや、知らないな。」

醜作(ガーベージ)っていうのは負の感情や人から作られた作品を指すんだ。」

「たまに普通の作品に恨みつらみが溜まることにより、生まれることもあるんだよ。」

エレナがそう補足をする

「そして醜作(ガーベージ)を作り出す人のことを終わりを作る者(エンドクリエーター)と言うんだ。」

それを聞いた瞬間、レイはフェルベの肩を掴む

その手には力がこもっていた

瞳には戸惑いがあった

フェルベは初めて見るレイの輝く瞳に戸惑っていた

レイは静かに問う


「なんで......君が終わりを作る者(エンドクリエーター)を知っている........?」


ここまで読んでいただいてありがとうございます。

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