彩り
させる訳ないでしょ。
クソ野郎共
私の彼に手を出すのなら私は貴様らを探し出して
殺す
ま、彼女らが行ったから大丈夫か
ps.R
王城にて
多くの作品が飾ってある部屋の中を独りの男が鑑賞していた
「やはり、芸術は素晴らしい。」
男は一つの絵の前に足を止め言う
「やはりこの作品が評価されないのは間違っている。」
「爺や騎士団長シェーンハイトを呼んで来てくれ。セリスも共にな。」
「かしこまりました。ラルテ王。」
そう言って執事は部屋を出ていく
「ああ、この作品を作った君はどんな子なのだろうか。」
彼は恍惚とした目をしていた。
______東部ムジカ ブライト邸近辺にて
「やっぱ、魔法って便利だな。」
「ふっふっふ、そうでしょう?魔法は便利でしょう?」
レイの目の前には黒髪をロングヘアのハーフアップ・ツインにし白い長袖に金色のボタンが着いたベストに白いコートをオフショルダーにして羽織った少年の様に見える少女マーリンは言う
「それで、間違いないのか?」
「ああ、間違いないよマスター。」
レイはそれを聞いて頭を抱えて座り込む
「ど~すんだかな~。」
____美術館 館長室にて
「館長戻りました。」
「やぁどうだった?」
「手がかりは見つかりました。後は捜すだけです。」
「すまないね。手伝わせてしまって。」
「構いませんよ。僕とユーノの後始末をしてもらってありがたいです。」
「気にしないでよ。雇用主として面倒を見るのは当然だからね。」
「それとこれは別です。アイリスは必ず見つけます。」
「本当、ありがとね。ところで頼み事があるんだけどいいかな?」
「いいですけど、ルミナとかもっと適している人いるじゃないですか。」
「ルミナは次の展示の準備に忙しいんだよ。」
「そうですか。分かりました。何をすればいいんです?」
「__ファニィを呼んで来てもらいたいんだ。」
___同時刻、ファニィ宅にて
「エレナ、フェルベ来てくれてありがとう.......」
彼女らを招いた乱れた青い髪の少女、ファニィ・エーテルは今にも消えそうな声で言う
「いいや、大丈夫だよ。」
「それより、体調は大丈夫か?」
フェルベとエレナはそんな言葉をかけた
「大丈夫だよ二人とも。」
ファニィは震える手を強く握る
「二人に話したいことがあるの.....私のお姉ちゃんについて。」
彼女の瞳は震えていた
だが、心を決めたのか震える声で言葉を再び紡ぎだした
「ねぇ二人とも部屋、静かだと思わない?」
「言われたそうだね。」
「てっきり買い物に行っているのかと思ったが、違うのか?」
「僕もフェルベと同意見だよ。君のMastersであるメリーはどこに行ったんだい?」
「メリーはね........お姉ちゃんに壊されちゃった.........」
彼女の瞳には涙が浮かんでいた
Mastersそれは強い思いがこもった色々な物から生まれる
ならばそんな彼らにとって壊れるとはなんだろうか
___それは「「死」」である
Mastersは普通の方法では壊せない
壊すには醜作を使うか終わりを作る者自身が壊すか
それのみである
つまり彼女の姉、カルデーレ・エーテルは終わりを作る者であることの証明であった
フェルベとエレナは声が出なかった。
エレナは声を絞り出し言う
「.......君、何を言っているのか分かっているのかい?」
「うん、分かってるよエレナ。」
「私のお姉ちゃんは怪物だってこと。」
フェルベは小さな声で問う
「警察には.....?」
「ううん、まだ。証拠がないから信じてもらえないしね。」
「そう....そうだな。」
部屋に静寂が起きる
その静寂がドアを叩く音と一つの声で破られた
「すみませ~ん。ファニィさ~ん。いませんか~。」
「レイか?」
フェルベはそう扉を開ける
「フェルベ?なんでここにいるんだ?」
「それはこっちのセリフだ。」
「俺は館長にファニィを呼んで来てくれって言われたんだよ。」
「そうなのか....なら丁度いいお前に教えていない事を教えてやる。」
フェルベは少し考えるとレイを家に引き込む
「うお!びっくりした~なんだよ。教えたい事って。」
「フェルベ!?君何をしているんだい!?」
「こいつに醜作のことについて教えてなかった。」
「えぇ....君何やってるのさ。」
エレナは呆れたようにフェルベを見る
「お前は醜作について知っているか?」
「いや、知らないな。」
「醜作っていうのは負の感情や人から作られた作品を指すんだ。」
「たまに普通の作品に恨みつらみが溜まることにより、生まれることもあるんだよ。」
エレナがそう補足をする
「そして醜作を作り出す人のことを終わりを作る者と言うんだ。」
それを聞いた瞬間、レイはフェルベの肩を掴む
その手には力がこもっていた
瞳には戸惑いがあった
フェルベは初めて見るレイの輝く瞳に戸惑っていた
レイは静かに問う
「なんで......君が終わりを作る者を知っている........?」
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