再会
前置きはいいのよぉ!!早く私の可愛いレイ君を映してちょうだい!!!
ps.R
王国騎士団寮にて
私、フェルベ・ルージュはこちらの時間で一年程前に
奈落と呼ばれる場所へ落ちた
体が全く動かせず見たこともないサソリ型の化け
物に殺されかけたが、そこの住人であるレイと言う
少年に助けられた。
会った頃は私にスティック状の固形物を私に与えて、
本人は見たこともない化け物を火を通さずに
そのまま食っていた。
思わずせめて焼いて食ってくれと言ったら律
儀に焼いて食べていたのには驚いた。
しかもまったく、しゃべらなくて真っ黒で幽霊のよう
な騎士が代わりに喋っていたので、
また怒ってしまったんだが・・
泣いてしまったので、凄く困ったものだ。
余りにも拙い話し方ので年齢を聞いたらアビス
の外だと5歳だと分かったときは驚きだった。
まあその後色々あって生気を感じなかった顔は
明るくなってしかも人懐っこいので
大変可愛いかったなぁ。
アビスに1000年もいたらしいが余り実感が無い
しかも一年しかたってないと知った時は驚いた。
エレナの奴が心配していたのは意外だったな。
そして何より魔力が増えたような感覚があるな何故
だろうかまた、会えたら聞いてみるか。
言いたかった事も言えなかったしな...
そう思い出にふけていた銀髪をおさげにしてお腹
の部分が空いた青いバニーコートに黒に金の線が
入ったロングブーツを履き、白いコートを纏った少
女、フェルベ・ルージュの部屋にノックして入って
くる者がいた
「こんにちは相変わらずハレンチな服装だねぇ。
ルージュ。相変わらずアビスって場所で
あった子の事が忘れられないのかなぁ?」
赤い髪をツーサイドアップにし白いラインが入っ
た赤い長袖短パン、そして金の刺繡が施された白い
マントを身につけた少女、エレナ・ルーカスは
からかい混じり挨拶を言った。
「あいつの事は関係ない!!」
フェルベは少し顔を赤くして言う
「所でわざわざ部屋に来てまで何の用だ。
ふざけたことだったらぶん殴るぞ。」
「僕、王国騎士団辞めるから。最近シェーンハイト
の奴がなんかしようとしてるみたいだし、
めんどくさくなる前に抜けようかなって。
我が家にも帰りたいしね。だから一応仲間
の一人である君にも伝えようと思ってね。」
「お前もか」
「ルージュと意見が合うなんて最悪だね」
「それはこちらのセリフだ」
「それで、今君は何をしていたんだい?」
「道具を片付けてたんだ。今までずっと使っていた
からな思い入れくらい私にもあるからな」
「ふーんそっか。じゃあまた何処かで縁があったら
また会おうじゃないか。」
「そんな縁あってほしくないがな」
「そうだね。ああ、そういえば一時間後に会議があ
るから急いだ方がいいよフェルベちゃん」
「その名前で呼ぶな!!!」
彼女は笑いながら走って逃げていった
美の都市エラク南フィンゲンディーにて
不揃いの石畳の床、
木造の家々が計画性なく建てられた作る道
相も変わらず噴水前の広場は賑やかだった
ルージュはそんな地元に帰ってきた
「久しぶりの故郷はやはりいい所だな」
そんなことを呟いているとパン屋の女将に
声をかけられた
「久しぶりねぇ~ルージュちゃん元気だった
かい?所でそんな荷物持ってどうしたんだい?
王国騎士団に居たんだろう?あ、もしかして休み
かい?嬉しいねぇ~ルージュちゃんが
帰ってきてくれてわたしゃ嬉しいよ。」
「ああ、久しぶりだなおばさん。
さっきの質問だが3時間前に騎士団はやめて
きたぞ。」
「やめちゃったのかい!?一体どうしてだい?」
「詳しい事は言えないが意見の違いってやつだ。」
「そうかいそれは大変だったねぇ~
気を付けて帰りなよ。」
「安心しろ。私はカラーズだぞそこら辺のチンピラ
なんかじゃ私には勝てないからな」
「ははは!!そうだったねぇ。
それで女の子なんだから気を付けて帰るんだよ。」
「ああ分かってる。じゃあなおばさん、
今度パン買いに行くからな。」
「そうかい!それじゃあね!」
しばらく歩いていると何だか慌てる様な
声が聞こえてきた。
「空から何か落ちてくるぞ!皆避難しろ!!」
そう聞こえたので空を見上げて見ると
凄い速度で何かが落ちてきていた。
思わず回避行動を彼女は取ったその瞬間
落ちてきた何かが地面にぶつかる。
凄い衝撃と風が起きた
「あっぶなかった。危うく当たる所だったぞ。」
彼女は鞄から自身の武器であるキューブ状の
アーティファクトを取り出し何かが落ちた
所に慎重に近づく
「なっ、お前は」
落下した地点の中心そこにはアビスで出会った
初めて見る服装をした少年が倒れていた
こうしてルージュ、いやフェルベとレイは再会した
そして同時刻王国騎士団はエラクに本部を置く
カラーズの一人シェーンハイトたった一人に
よって壊滅させられていた
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