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もう一人の私 昭和に転生した元財務官僚、失われた30年を防ぐ  作者: 織田雪村
第七章

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躍進期⑬ 織田の正体 中編

2008年(平成20年)11月


特別秘書の織田との会話が続いているが、私の前世の記憶、あるいは予測と驚くほど似ていると感じつつ、私はコーヒーカップを置いた。


「そもそもの話ですが、あの国の人口が14億だというのは本当でしょうか?」


根本的な私の問いかけに対して、織田はニヤリとして言った。


「鋭いところを突きはりますな」


彼もコーヒーカップをテーブルに置き、その縁を指でゆっくりとなぞった。何かを測るように。


「14億……。表向きの数字はそうでっしゃろ。せやけど、あの国には戸籍のない子供らが数千万人単位で隠れとった時期もおます。逆に、地方の役人が予算欲しさに水増しした幽霊人口もぎょうさんおる。実数は神のみぞ知る……いや、北京の連中かて正確には掴めてへんのとちゃいまっか?」


「つまり、言いたいことは何です?」


「実態は10億人程度やとワシは思いまっせ」


私は黙った。10億と14億では、4億の差がある。4億人とは、日本の総人口の三倍以上に相当する。その規模の誤差が「統計」として公式に流通している国の経済指標を、どこまで信頼できるのだろうか。


「総人口の話はそこまでにしましょう。問題はその内側です」


私が手元の資料に目を落とすと、「そうですな」と織田は続けた。


「あの国の戸籍制度は、事実上の『カースト制』なんですわ。農村戸籍の人間は、どれだけ都会の建設現場で汗を流しても、その街の恩恵は受けられへん。子供を学校にも通わせられん。医療も、年金も、戸籍が壁になって届かへん」


「2億人とも3億人とも言われる出稼ぎ労働者が、都市を支えながら都市の市民にはなれないということですね」


「そうです。都市戸籍を持つ者と農村戸籍の者とでは、同じ国に住みながら別世界ですわ。これが将来、巨大な不満のマグマになって足元から体制を揺さぶる」


私は頷いた。


日本の高度経済成長期には、地方から都市へ移った人々がそのまま都市住民として根を下ろせた。だが、あの国は違う。人は移動できても権利は移動しない。


「しかも、その不安定さをさらに大きくするのが少子化問題ですね」


「はい。一人っ子政策の後遺症ですわ」


織田は指を一本立てた。


「単なる少子化やありまへん。男女比が大きく歪んどる。男が数千万人単位で余る社会は歴史的にも危険ですわ。行き場のない若い男が大量に発生すれば、不満が溜まる。共産党はそれを外へ向けなあかんようになる」


「ナショナリズムを煽るという手段ですね」


「そういうことです。しかも日本は豊かになってから老いた。あの国は豊かになる前に老いるかもしれへん。『未富先老』ですわ」


私は窓の外へ目を向けた。

建設中のリニア高架が遠くまで伸びている。五條の繁栄は約束されたようなものだ。


だが海の向こうでは、表向きの繁栄の下に別の現実が積み重なっている。


「そして、その繁栄を支えているのが歪んだ土地制度ですか……」


「あれこそ最大の時限爆弾ですわ」


織田は即答した。


「私有地がない。あるのは使用権だけ。地方政府は使用権を売り、その金で成長を演出しとる。地価が上がり続けることが前提の仕組みですわ」


「下がれば終わる。というわけですね」


「その通り。不動産が崩れた瞬間、土地を担保にした融資が不良債権に変わる。地方政府も銀行もデベロッパーも一緒に沈みますねん」


私は思わず苦笑した。


「リーマンショックを思い出しますね」


私はこの世界では誰も言い出さなかった用語を使った。


「そうですな。しかも厄介なのは規模がもっと大きいことですわ」


私の言葉を何事もなかったように受け止めた織田は肩をすくめた。


「地方政府は表に出てこん借金まで抱えとる。どれだけの債務が埋まっとるか、誰も正確には把握できへん。爆薬の量が分からんまま、その上にビルを建て続けとるようなもんです」


「彼らは果たして知らないのですかね?」


「いや、正確に言うと知りとうないんでしょうな。知れば処理せなあかん。処理すれば成長が止まる。成長が止まれば体制が揺らぐ。せやから誰も実態を知りたがらんのですわ」


私は腕を組んだ。


人口問題と金融問題。

どちらも簡単には解決できそうにない。


「そうなった時、共産党が取る選択肢は一つしかないはずです」


私は言った。


「外に敵を作るという手段です」


織田は静かに頷いた。


「その通りですわ。そして、それを加速させる要因がもう一つあります」


「それは何ですか」


「次の指導者ですわ」


織田の声が低くなった。


「今は集団指導体制が辛うじて残っとる。長老と呼ばれるベテランたちの存在は、良くも悪くも重しになっとるんですわ。せやけど、この先は変わる。一人の人間に権力が集中すれば意思決定は速くなるが、誰も間違いを指摘できへんようになる」


「独裁への回帰ですか」


「そうですわ。内部の矛盾が大きくなればなるほど、外へ向かう誘惑もまた強くなる」


私は黙って続きを待った。


「南シナ海、台湾、日本との摩擦。そういう形で現れてくるでしょうな。しかも外交はどんどん強硬になる」


「世界は警戒するでしょうね」


「もちろんですわ。吠えれば吠えるほど、世界は警戒する。サプライチェーンは離れていく。結果として自ら孤立へ向かうんですわ」


私はしばらく黙った。


人口、金融、政治。


それぞれが単独でも重い問題だ。だが本当に恐ろしいのは、それらが同時に進行することだった。

もしどこかで均衡が崩れれば、その影響は一国では終わらない。


海の向こうの隣国は、あまりにも影響が大きすぎた。

二人の間に、短い沈黙が落ちた。


織田は静かに、しかし確信を持って続けた。


「それに加えて、一帯一路構想、つまり地政学的な意味での大陸国家と海洋国家の二兎を追う政策が失敗したと自覚した時、外に向けた攻撃性はいっそう高まりよる。そしてその矛先は、必然的に……」


「台湾に向かうという話ですね?」


「そう。その通りですわ」


二人の間に、再び短い沈黙が落ちた。織田が指摘したのは最も恐るべき事態の発生だった。


「内政が詰まれば詰まるほど、台湾という問題を使いたくなる。そしてそれを使った瞬間、あの国は世界との決定的な断絶に踏み込むことになる。孤立を自覚した時、もはや世界の工場でも世界の市場でもなくなる。ただの巨大な困り事に変わりよるんですわ」


それは私がこちらに来る直前、まさに顕在化していた事実だった。

前世の私は、「あれほど広い国が、なぜ台湾一つにそこまで執着するのか」と不思議に思っていた。


しかし、今なら分かる。


中国から見た台湾は、単なる一つの島ではない。太平洋へ進出するうえでの重要な戦略拠点であり、裏を返せば、中国の海洋進出を阻む存在でもある。


そして、それは台湾だけではない。尖閣諸島や南西諸島、さらには沖縄本島もまた、同じ戦略上の文脈で捉えられている。


だからこそ、仮に台湾を掌握したとしても、それで彼らの戦略目標が終わるとは考えにくい。日本は太平洋への出口を押さえる重要な位置にあり、中国にとっては最大の戦略的障壁であり続ける。


その意味で、日本に親中的な政権が誕生することを狙って揺さぶってくるはずだ。


私が期待したのはその続きの言葉だった。なぜなら、私は2026年1月24日以降の歴史を知らないからで、同じ転生者である織田であれば、その先を知っているのではないかと思うのは当然だろう。


私は期待しながら、彼の次の言葉を待った。

織田が不敵に笑って切り出した。


「そういえば総帥。中国共産党はこれから先、『中華民族の偉大な復興』を掲げはじめるんでっけど、その姿勢は明王朝になぞらえられることになるんですわ。ご存じでっか?」


不意に変わった話の方向性に首を傾げつつも、私は話を合わせた。


「ええ。漢民族が建てた最後の王朝が明ですからね。だが、版図に関しては、さらに広大な領土を持っていた清王朝のそれを欲しがっているように見えましたが」


「その認識があれば話は早いですわ」


織田は我が意を得たりと膝を打った。


「理想は明のくせに、欲しい領土は清のもの。実に都合のええ理屈です。彼らの認識やと、台湾はもちろん、モンゴルや中央アジア、ウラジオストクに樺太までが『奪還すべき失地』に化けてまう」


さらに、と織田は声を潜める。


「ついでに『朝貢国』まで自国領やったと思い込んどる節がある。当時、薩摩藩に服属しながら明・清にも朝貢しとった沖縄を、今になって『中国領や』と言い出す人間がおるんはそのせいです。言うまでもなく、昔の朝貢関係と現代の主権概念は別物。『朝貢=領土』やおまへん」


誇大妄想の極みとしか言いようがない。

織田の言葉を聞き、私は皮肉を込めて言った。


「その理屈が通るなら、朝鮮半島から東南アジア、果てはインド洋からアフリカ東岸まで中国の支配下だったことになりますね」


「それよりも、もっと身近な例がありますわ」


織田は再びニヤリと笑いながら続けた。


「室町時代の『勘合貿易』かて、あっちから見れば立派な朝貢です。もちろん当時の明も、日本を自国領とは考えとりませんでした。しかし、もし『朝貢した国は元々中国のものや』という理屈を今になって持ち出すなら、日本本土まで話が及んでもおかしくないでっしゃろ」


いや、さすがにそれは飛躍が過ぎるだろう。

私はそう思ったが、織田は自説の披露を続けた。


「室町幕府があれを始めた理由は、こっちから持っていく貢ぎ物より、リターンで貰える物品の方が圧倒的に高価やったからです。それは琉球王国にとっても全く同じ。莫大な利益が出るから朝貢を続けた。で、その利益に目をつけた薩摩藩が、琉球をカモフラージュに使って実質的な密貿易でボロ儲けしたわけですわ。属国やったことを隠し、わざわざ琉球王国を独立国に仕立て上げてまでね」


「なるほど。それが薩摩の財政基盤になったという話ですね。明治維新の立役者になれた要因でもあるわけですか」


歴史の講釈はよく分かった。だが、私が聞きたいのは過去の遺恨ではなく、これからの未来だ。


しかし、私の焦れをよそに、織田の独演会はまだ終わらなかった。


「あの土地に勃興した歴代王朝は一定のパターンで滅びとります。

一つは大規模な農民反乱、もう一つは財政破綻、最後が異民族、もしくは軍閥による首都進攻ですわ。これらは密接に絡む場合もあるし、宗教問題が絡むこともある」


それは少しでもあの地域の歴史を調べた者には常識と言える事柄だろう。


よって現在もチベットやウイグル、内モンゴルといった異民族統治は厳しく、人道問題になっているほどだし、自国民への警戒も極めて厳格だ。

しかしそんなことよりも……


「注意すべきは、短命な王朝と長く続いた王朝には、民衆統治の方法に明確な違いがあるっちゅうことですわ」


仕方ない。お付き合いするか。


「つまりあれでしょう。厳しい統治をすれば短命で終わり、善政を敷けば長期にわたって栄える」


「そうですわ。明は建国当初こそ厳しかったものの、国が豊かになるにつれて民衆にある程度の自由と余裕を認めるようになりました。しかし末期には財政難から再び締め付けを強め、それが反乱を招いたんですわ」


それを聞いて嫌な気持ちになった。「漢民族の偉大な復興」を掲げ、これから繰り広げられる戦狼外交と呼ばれる対外強硬姿勢と民衆弾圧。


明の時代に存在した皇帝直属の秘密警察、スパイ監視網。それを参考にしたかどうかは知らないが、これからあの国はインターネット監視や言論統制をさらに厳しく行う。


もっとも、その強硬姿勢や統制の度合いには、中華人民共和国の建国以来の歴代指導者によって多少の差があった。

しかし、体制を脅かしかねない民主化運動や大規模な反政府運動に対しては、一貫して厳しく対処してきた。


1976年の四五天安門事件に続く二度目の大規模な天安門事件となった1989年の六四天安門事件も、その典型例だろう。


この先、共産党指導者となる人物は、これまで以上に厳しい監視体制を敷き、独裁色を鮮明にしていく。だが、さっき織田が指摘したように、権力が集中すればするほど脆くなるというのは、歴史の法則の一つと言える。


権力の集中は意思決定を迅速にする。しかし、その権力が一人に集まり過ぎれば、失敗した時に修正する仕組みまで失われる。明もまたそうして滅んだ。


私がそんなことを考えていると、織田が私に質問した。


「明が滅びるにあたって、トドメとなった出来事があるとワシは考えてますねんけど、総帥は何かお分かりで?」


「最後の一押し的な出来事ですか?さて?何でしたか?」


過去の話ばかりではなく、早く私の知らない未来を語ってほしいのだが。

そんな私の気持ちなど知らない織田は、またニヤリと笑って続けた。


「豊臣秀吉による朝鮮出兵、秀吉自身は『唐入り』、つまり明征服の入口と位置付けていたやつですわ。あれに対応するために出費を強いられたんですわ」


「ああ、確かにそうでしたね。昔は秀吉は狂ったとか、無謀な侵略をしたとか言われてましたけど」


「狂った?無謀?そんなわけはおまへん。秀吉から見たら、天下統一の延長線上にあっただけやと思いまっせ」


「延長線上ですか。そう言うからには何か根拠があるんですか?」


余計な会話が続いているが、質問する私も悪いのだろう。

織田は胸を張って言った。


「もちろんですわ。まず、兵士は戦国時代という内戦を戦い抜いたエキスパートでした。それを率いる将は歴戦の強者ぞろい。それと……鉄砲の数や。少なく見積もっても20万挺、多く見れば50万挺。日本が世界の鉄砲の半分を持っていたという説を唱えた学者までおるくらいや。成功の確率は高いと見込まれたでしょうな」


「しかもでっせ」


織田はそう言って続けた。


「あのプランは秀吉のオリジナルとちゃいますわ。最初に考えたんは信長や。本能寺の変が起こらんかったら信長がやってましたやろ。

そもそも……大坂に城を築くのも信長の計画にあったはずでっせ」


いろいろ言いたいこともあるが、無駄な回り道はしたくないから喋らせておこう。

私の気持ちなど知らないだろう織田は続けた。


「しかも信長やったら柴田勝家、明智光秀、それに徳川家康まで動員可能ですわ。その場合の最大動員兵力は40万人くらいになったんとちゃいますか。秀吉と違うて補給も重視したでしょうな。そして……実際に明に攻め込んで北京あたりを占領した確率は高いとワシは考えてますわ」


そうかもしれないが、過去の話ではなく、今と未来が大切だと感じたから私はまとめるように言った。


「だから共産党は今でも日本を警戒していると?旧日本軍に対する恐怖よりも?」


「そうでんな。アヘン戦争は屈辱でしたやろ。義和団事件も同じや。せやけど彼らの意識に最も深く刻まれた恐怖は、日本が本気で中原征服を考えたことかもしれまへんな」


なるほど。だから織田は、日本に対する警戒感の根底には、秀吉の「唐入り」があると考えているわけか。


「それよりもワシが心配しとるのは」と織田は腕を組み、天井を見上げながら言った。


「明が建国の頃から進めた政策の一つが『海禁』ですわ。民間人が勝手に海外と行き来するのを厳しく制限した。外国の情報や富の流れを国家が管理するためでんな。この先、中国共産党も似たようなことをやるかもしれまへん。最初は情報統制、次に出入国の規制に踏み込むかもしれへん。外国文化に触れて、自分たちの体制の問題点に気付かせんために」


それがあったな。海禁政策をとった一方で、「鄭和の大遠征」という対外政策を実行したこともあった。一帯一路構想はあれの再現を夢見たのだろうが。


共産党の基本方針は民間の自由は縛る一方で、国家だけが外へ出る考え方だ。


つまり、昔の海禁政策を現代に置き換えれば「グレートファイアウォール」とも言われる情報統制であり、それに対する鄭和の遠征は、現代における一帯一路構想という対比が完成する。だが……


「そんなことをすれば民衆の不満が爆発しませんか?」


「普通に考えたらそうですわ。せやけど……わかりまへんで?」


何とも恐ろしい話だと思ったが、私よりも先のことを知っているのであれば、頭から否定するわけにもいかないだろう。


私は織田の次の言葉を待った。

2026年1月24日以降。


これからいよいよ語られるだろう私の知らない未来において、台湾海峡で何が起きたのか。それによって日本の運命も、私の方針も大きく変わるはずだった。

中国にとって明日、7月1日は「中国共産党結党記念日」という、体制にとって最も重要な記念日の一つです。


この日に合わせて重要な政策や法律が打ち出されることも多く、過去には『香港国家安全維持法』も7月1日に施行されました。


そして2026年の明日施行される法律の名前は、『民族団結進歩促進法』です。


この法律で特に注意すべき点は、『域外適用』される可能性が専門家によって指摘されていることです。


つまり、中国当局が「民族の団結を損なう」と判断した活動に対して、中国籍を持たない国外の個人や団体も取り締まりの対象になり得ると解釈されているのです。


そのため、日本人が日本国内で行ったSNS投稿や政治的発言であっても、将来中国本土や香港へ渡航した際(乗り継ぎを含む)に、問題視される可能性があるとの懸念が出ています。


例えば、台湾独立の支持や新疆・チベット問題に関する発言などがどのように扱われるのか注目されていますが、現時点では具体的な運用基準は明確ではなく、何が対象となるのか、曖昧な部分が残されていること自体を不安視する声も少なくありません。


中国国内では過去に政府や最高指導部を批判したとして処罰された事例があるため、拡大解釈されるのではないかという懸念も同時にあります。


果たして日本のメディアが、どこまでこの問題に切り込んで報道するかを個人的に注目しています。


もし日本人が日本国内で行った発言まで将来的に問題視され得るのであれば、これは本来もっと大きな議論になってもおかしくない話で、人権や言論の自由を重視すると主張している人たちにとって、極めて重大な問題だと認識されなくてはなりません。


特に、日頃から日本政府に対して「人権や言論の自由を脅かすな」「戦争をするな、平和を守れ」「外国人差別をするな」と訴えている人たちは、この問題にどのような反応を示すのでしょうか。


彼らにとって人権や言論の自由とは、守るべき普遍的な原則なのか、それとも相手によって出し入れする便利な政治的スローガンなのか。明日以降、その答えが見えてくるでしょう。


逆に、この問題にも同じ熱量で向き合うのであれば、その主張には一貫性があると言えます。私は、そのどちらになるのか注目しています。


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