表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我ら救世傭兵団!  作者: zionPoP
46/225

港街ライオット11

「おーーーいっ!」


 倉庫街にいる俺たちに気づき、手を振りながら駆け寄ってくるルマン。

 ようやく素直になったか……。

 しょーがねー、ここは少し可愛がってやるか。

 

「おいおい、そんなに俺に会いたかったのかよ……ッ!?」


 ものすごい勢いで走ってくるルマンは、


「ウィン! 無事だったんだね……よかった」


 俺には目もくれず、ウィンに抱きついた。


「やあ、ルマン。そんなに心配しなくても……これだけの仕事をした君の方が心配だったよ、僕は」


「……こんなのどうってことないさ……」


 おい、おいおいおいおい、おいっ!!

 なんだよこれ?


「それにしても流石老舗の傭兵団だね。これだけの船を保有してるとは」


「ああ、でも警備もザルだったし、あいつらからしたら大したものでもないのかもね」


 ウィンに身を寄せて、盗んだ輸送船を見上げるルマン。

 それを見て、俺は開いた口が塞がらない。


「……ミュウたちが心配だね……間に合ってくれるといいけど」


「そうだね。で、港湾局の様子は?」


「街の騒動であっちも混乱してるからね。なんとか誤魔化せてるって感じ」


「……なるほど。とにかく急いだ方がいいね」


「ちょ、ちょ、ちょっと待てよ……」


 ようやく口が動いた俺を、二人が「ん?」と見返してくる。


「お、お、お前、俺のことが好きだったんじゃねーのかよ?」


「……はぁ??? どうやったらそんな勘違い出来んだよ……」


「だ、だってよ。てめえ、俺みたいな野性味溢れる男が好きなんじゃ……」


「いや、だからどこ情報だよそれ。……私は優しくて家庭的な男が好きなんだよ、昔から」


 ウィンの腕を引き寄せて自分の胸をぎゅっと押し付けながら、ルマンは女の顔でウィンを見つめる。


「……いやー。はははっ」


「ぐ、ぐうっ……!」


 気を遣って乾いた笑い声を出すウィンを見て、思わず涙が込み上げてくる。

 まただ。もう慣れてちまったけど、またこうなった。

 今回は、ああいう女は俺みたいなのが好きだなんて偉そうに講釈を垂れてただけに、余計に堪える。

 ……待てよ。そういえば、ウィンの野郎はルマンが来るときだけ、やけに掃除したり、料理したりしてなかったか?


「おい、てめえ。やってくれたな……」


「な、何がだ? おい止めろ! 今のは当たるところだったぞ! 俺が何をしたって言うんだ!」


「うっせええええっ! 今日という今日は許さねえ!」


「おいっ! あんたら! 今何か聞こえなかったか」


 ルマンの声に、ウィンへの制裁を一時的に止めて耳をそばだてた。


「……銃声だな。おい、出港準備だっ!」


「だ、だってまだミュウたちが」


「大丈夫だ。いつでも船出せるようにしとけ、急げ!」


 走り出すルマンから、また音のする方に目をやる。


「リーにしては遅すぎだな……」


「ちっ、てめえは喋りかけんじゃねーよ」


 悲しそうな顔でこっちを見ているウィンが言う通り、リーにしてはもたついているのが気になる……。

 ということは――


『評価』と『ブックマーク』よろしくお願いします!


広告下の星マークをポチっとしていただけたら。


☆☆☆☆☆ → ★★★★★


もし、こうなれば感激します!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ