表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我ら救世傭兵団!  作者: zionPoP
18/225

場違いなお客様

「なあ、冗談なら冗談って早く言ってくれよ」

 

 俺とウィン、そしてミュウと弟のラダでホテルのレストランのテーブルにつくと、ウィンが耳打ちしてきた。


「おい、嘘吐き野郎。てめえ、俺が連れて来た客にケチつけんのか?」


「まあ、そうだな。僕にはこの子たちが良い客には見えない」


 俺が顔を近づけて凄んでも、ウィンは顔色一つ変えず本音を口にする。そんで、明らかにこのホテルには場違いな、メニューを読んでいる姉弟に目をやる。


「はんっ、女と遊んでたくせにいっちょ前に言うことは言いやがる」


「これでも遠慮しているつもりだが……一体何の客なのか? 僕らの商売とは何なのか? そもそも僕らはこんなことしている場合じゃないだろう? なんていうことは一つも尋ねていないだろ。短気なお前の心情を慮ってのことだ。まあ、僕には(やま)しいところなんて一つもないがな」


 まあ、こいつがこの状況で目的もなく女とぶらぶらしてたってことはないだろう。

 そんなことはわかっている。

 ただのやっかみと当てつけだからな……。


「どうだい、何を食べるか決まったかな?」


「いえ、あの~。どういう料理か想像出来なくて……」


「じゃあ、僕が選んであげよう。うん、君にはこれがいいかな。で、弟君はどうする?」


「うーん、俺はこれとこれ。ついでにこれも」


「最後のはもうちょっと大人になってからにしようか」


「えっ!? お酒なんて頼もうとしたの? ラダ……あなた」


「いやいや、冗談だって……真に受けんなよ」


「ふふっ、中々、味のある子のようだね」


 このガキども。

俺といたときよりなんかリラックスしてねーか?

 ウィンなんてまだ自己紹介もしてねえぞ。なのに、どうしてこのクソ生意気なガキまではにかんじゃったりしてんだよ……。


「今日は俺の! 俺様の! お・ご・りだからな! 遠慮すんじゃねーぞ!」


 俺の高らかな発言に、ミュウ以外の二人が、嘲るように微笑んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ