男のー。死を司る漆黒の女神。
Buenas noches。
オイラの名前は、イーサン・ホーク。
女と酒と金が大好きさ。
特に女。
毎日がバイオレンスのバーゲンセール、
裏社会に生きるオイラだが、銃の腕はこれっきし。
だが情報収集の腕なら、誰にも負けねえ。
国家レベルの機密情報から、あんたの家の冷蔵庫の中身まで、情報なら何でも集めてみせるぜ。
765とは昔からのダチでね、何かと奴の関わる案件に関わってきた。
おっかねえミサイルを搭載した潜水艦の破壊から、お偉いさんの……
暗殺まで、ね♪
Let's Rock n Roll。
で、そんな最高なオイラ達が
今夜のこのハードレインの中、
何をしているのか、だって?
今回、765がOK しちまった依頼は、
地球征服・人類滅亡をたくらむ、悪の結社、
死ね死ね団。
とてもdangerousでクレイジーなアホ共さ。
そんなアホ集団共のアホ中のアホ、
ボスの暗殺を、
まるでナッツを口に放り込むような美しさで
OKしちまうんだから、
地球上で最もcrazyでdangerousなのは、
765かも知れねえな。
死を司る、漆黒の衣を纏し女神。
そういうわけで、オイラは、アホ共のアジトに
真正面から正々堂々と乗り込んで行った
765からの合図を待っているってワケ。
だけども、遅いな。
いつもなら、5分もしないうちに派手な合図があるはずなのに。
まさか、殺られちまったのか?
765。
そういえば、しきりに何かを気にしている風だったな……
仕方ねえ。チラッとだけ様子を見に行ってやるとするか。ヤバくなればトンズラするけどな。
————
死ね死ね団のアジト、その鋼鉄製のdoorを
音を立てない様に、恐る恐るopen。
ガンパウダーの硝煙と、
血のflavor。
フローリングに転がるアホ共の死体。
その真ん中に、
死の女神は静かに立っていた。
死ね死ね団は、全員が、
始末されていた。
『おい。765。生きてたんだな。安心したぜ。』
765は、答えない。
『こんなやばいとこ、はやくずらかろうぜ』
『……俺の』
765のいつものcoolなvoiceとは違う、
微かに震えた声。
『おい。今夜のお前、どこか変だぞ、平気か?』
765は、パッと振り返って言った。
『俺の書いた小説にPVが1ついた。』
オイラは、
765の嬉しそうに笑う顔を、初めて見た。




