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誰か名前をつけて。



憧れの人と対談する事になった。


吉井和哉。


僕の憧れの人。


身体で身体を強く結びました。の人。


なんでそんな事になったのかは、

僕にもよくわからない。



対談は15時からだから、遅刻しないように早めに行かなきゃ。


禁煙と書かれた部屋に、14時についた。


吉井和哉は、もう、いた。


「あ……」


遅刻してごめんなさい。と

なんでこんなに早くいるんですか?。と

大好きです。と

僕の名前は……。と

球根って歌が大好きです。と


全部がまぜこぜになって、何も言えなかった。


対談が始まった。


『……』

『……』


話す事が無い。


憧れの人に会えたのに。



吉井和哉がタバコを吸い始めたので、


『あ、ここ禁煙ですよ』


と言った。


『そうだよ。』


と、吉井和哉が返事した。



『……』

『……』



予定時間になったので、対談は終了。



僕は禁煙と書かれた部屋から出た。


 

外は太陽がまぶしくて、車道には車。

歩道には人。


ロマンチックのカケラも探せなかった。



なんか………なんだか……。


僕の中の、なんともいえないこの気持ち。


時が巻き戻せたら。


泣きたくなって振り返っても、

やっぱりロマンチックのカケラなんか

どこにも無くて、


時が巻き戻せても取り戻せない。



誰か、この気持ちに名前をつけて?



で、もし……よければ



ぎゅー。ってしてほしい。


挿絵(By みてみん)







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