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「ちょっと、それ…」
里子は手を伸ばして城水の手の平に乗せられた地球外物質を見せてくれるように要求した。城水は素直に物質を里子に手渡した。
「ゴツゴツしてるけど、ただの石よね…」
上、下、そして右から左からと里子は見回しながら言った。完全に信用さけていない…と城水の脳内数値は0%の信用度を城水に示した。城水もそれは当然だと思えた。
[お前には、ただの石に見えるだろうが、それは地球外物質だ]
城水は冷静な声で返した。
「もっと他にないの? マジック」
雄静も完全に信じていなかった。
[よし! もう一度、それわ光らせよう]
城水はふたたび目を瞑った。僅か数秒で、里子が手にした物質は緑の光を発し、点滅を始めた。里子は慌て驚き、城水へ物質を返した。
[どうだ、信じられたかい、二人とも]
城水の声に、二人は頷く他はなかった。
「でも、あなたはフツウよね。どう見ても異星人じゃないわ、あなた」
里子は言ったあと、フフフ…と笑った。
[ああ、普通の人間でもある。特に肉体的には、な。違うのは異星人としての機能を有したことだ]
そう言うと、城水は手の平の上で点滅する地球外物質を眺めながら目を閉じた。地球外物質は城水の手を離れ、10cmほどゆっくり上昇し、宙に浮かんで停止した。




