表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

98/123

-98-

 数分の間、城水家に空白の時が流れた。城水は、静かに目を開けた。地球外物質は点滅を繰り返していた。

[見てのとおりだ…どうだ、これが信じられるか?]

「そんな…信じられる訳、ないじゃない!」

 里子の目には、どうしても種があるマジックにしか見なかった。この手のスーパーマジックの映像は、よくテレビで流れていたからだった。

「パパ、よく出来てるね。どこで買ったの? これ、曲げるの、よくやるよね」

 雄静は皿の上のスプーンを手にして、ブラブラと振った。

「そうそう、そうよね。よく出来たマジックだわ…」

 里子は、緑色の光で点滅する地球外物質に目を近づけ、マジマジと見た。

「今度、僕にも買ってよ!」

 小学四年の雄静ゆうせいが理解できないのは城水に当然だと思えた。だが、里子には分かって欲しい城水だった。

[お前達、これはマジックじゃないんだ…]

 城水は、そういうとまた静かに目をつぶった。地球外物質はその直後、点滅する緑の光を消した。

[どうだ。信じたか?]

 城水の言葉に二人は無言で首を横に振った。視線は城水の上乗せられた地球外物質を見つめたままである。

[まあ、すぐ信じられないと思うが、パパはもう半分は異星人なんだよ]

「その半分っていうのはどういうこと、あなた?」

「半分は今までどおり・・ってことさ」

 城水は里子にすぐ答えた、城水自身は考えず、脳内数値の計算した結果に従うことにした。無駄がなく、間違いもない脳内数値で答えることが、里子と雄静を理解させられると思えたのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ