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数分の間、城水家に空白の時が流れた。城水は、静かに目を開けた。地球外物質は点滅を繰り返していた。
[見てのとおりだ…どうだ、これが信じられるか?]
「そんな…信じられる訳、ないじゃない!」
里子の目には、どうしても種があるマジックにしか見なかった。この手のスーパーマジックの映像は、よくテレビで流れていたからだった。
「パパ、よく出来てるね。どこで買ったの? これ、曲げるの、よくやるよね」
雄静は皿の上のスプーンを手にして、ブラブラと振った。
「そうそう、そうよね。よく出来たマジックだわ…」
里子は、緑色の光で点滅する地球外物質に目を近づけ、マジマジと見た。
「今度、僕にも買ってよ!」
小学四年の雄静が理解できないのは城水に当然だと思えた。だが、里子には分かって欲しい城水だった。
[お前達、これはマジックじゃないんだ…]
城水は、そういうとまた静かに目を瞑った。地球外物質はその直後、点滅する緑の光を消した。
[どうだ。信じたか?]
城水の言葉に二人は無言で首を横に振った。視線は城水の上乗せられた地球外物質を見つめたままである。
[まあ、すぐ信じられないと思うが、パパはもう半分は異星人なんだよ]
「その半分っていうのはどういうこと、あなた?」
「半分は今までどおり・・ってことさ」
城水は里子にすぐ答えた、城水自身は考えず、脳内数値の計算した結果に従うことにした。無駄がなく、間違いもない脳内数値で答えることが、里子と雄静を理解させられると思えたのだ。




