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「ふ~ん…そういや、少し変わった石ね」
里子はそれ以上、追求せず、テーブルの上へ置いて去った。城水は慌てて地球外物質を手にしたすると、少し不注意だったな…と反省しながら書斎へ急いだ。
それから三年の月日が瞬く間に過ぎ去ったが、これといった変わったことも起こらず、城水家には平穏な生活が続いていた。一人息子の雄静も晴れて4年生となり、大人ぶったことを言うようになっていた。平穏な生活は続いていたが、城水自身は日々、気が気ではなかった。すでに、UFO群の最終判断が迫っていたからだった。城水は、ひた隠していたコトの事実を里子と雄静に話そうと、最近になり気持が変化していた。
連休が迫り、五月晴れの春めいた日曜の朝、城水は庭の縁側に腰を下ろし、空をポカ~ンと眺めていた。
「どこかへ行く?」
[ああ…連休だな]
城水の胸中は、それどころではない緊迫感に覆れていた。
「混むしね…」
里子は余り乗り気ではないどうでもいいような声で言った。城水は今だ! と思った。
[実は、お前達に言っておくことがある…]
城水は意識的に高めていたテンションを下げ、クローン化した機械的な声で二人に言った。




