表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

95/123

-95-

[それは、なぜだ?]

━ お前が我々と同じ異星人だからだ ━

 理解した城水は軽くうなずいた。城水の脳内数値も正解の青文字で示した。地球外物質は、お馬鹿な城水とこれ以上話すのが嫌になったのか、緑光を消し、沈黙した。

 UFO騒ぎからひと月が経ち、何事もなかったかのように城水家の日常生活が続いていた。よく考えれば、騒ぎとはいえ、城水以外に騒ぎと感じた者は、ほとんどなく、唯一、息子の雄静ゆうせいと受け持ち生徒の到真とうまがUFOを見た程度なのである。それも、らしきモノを見た・・というのが本人達の弁で、半分方は自分自身でも信じていないのだから、城水としてはひと安心だった。地球外物質も、あれ以降、鳴りをひそめて光らなくなっていた。ただ、城水が着る背広の外ポケットには相変わらず入っていた。そして、城水は? といえば、クローン状態で放置されたままUFOと別れ、テレパシーが使えるのは、地球外物質だけという状態だった。

「あなた…これ何?」

 ある日曜の朝、里子が背広をクリーニングに出すというので、なにげなくクローゼットにられた背広を取り出して言った。城水はその声にうながされ、里子を見た。里子の手には、地球外物質が握られていた。城水は一瞬、ギクリ! とした。

[いや、なに…その、なんだ。この前、拾ったただの石さ。ちょっと変わってたから、持って帰ったんだ]

 平静を装い、城水はゆったりと里子に言った。真逆に、城水の脳内数値は、里子の言葉にWARNINGの赤点滅をし始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ