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━ 簡単な話だ。3年後、地球が動・植物園化されたときの運搬、移動に使われるのだ。いわば、お前達が使っているインターネットのようなものといっていい ━

[それは、最終決定がされたときの話だろうが。もし、人間の価値が見直され、計画が白紙に戻されたときはどうするのだ?]

━ ははは…そのような人間志向の心配は無用だ。何もなかったことに復帰するだけだ ━

[言うことが理解できない]

━ 理解できないのは当然だろう。お前の脳内数値が詳しい解答を導くだろう。結論だけ言えば、何も起こっていなかった時空にもどるということだ ━

[私と家族はどうなる?]

━ 世話のかかるやつだ。何も起こらなかった過去へ戻ると言っただろうが… ━

 あきれたように地球外物質は突然、緑色の光を消し、城水へのテレパシーを停止した。脳内で響くテレパシーが消えた瞬間、城水は腕を抱え、考え込んだ。何も起こらなかった過去に戻るとは? と、城水が考え始めたとき、脳内数値が動き始めた。その動きは、いつもの動きではなく、映像入りでスローだった。それはあたかも、城水に解き教えるかのようだった。

[過去に戻るのか?]

━ ああ、今までの我々に関係した出来事は、すべて消え去るのだ ━

[私はどうなる?]

━ まったく、出来が悪い奴だ。過去に戻る以上、お前はクローン化していなかった以前に戻ることになる。ただ、お前だけは今までの記憶が消去されない ━

 地球外物質は機械的な声のテレパシーで城水をたしなめた。

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