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 残された十日は瞬く間に過ぎ去った。城水は異星人化した自分をなんとか誤魔化し、バレずに日々を過ごせていた。

━ 今日の深夜、坂の下にあるマンホールの前で待て、という指令からの指示を伝えておく ━

 地球外物質が急に背広の内ポケットで光り出したのは、城水が駅を降り徒歩で駐車場へ歩いている途中だった。物質はすでに辺りに人気ひとけがないのを関知していて、そのすきねらって光った。バレないように、十日が過ぎ去り、城水はグッタリと疲れ果てていた。すべてが、もうどうでもいいように思えた。光ったのは、そんな城水が足重く車へと歩いている歩道上だった。駅前の道を左折し、しばらく歩くと、そこに車を止めた駐車場がある。駐車場へ入る寸前で地球外物質は光り、テレパシーを送ったのである。城水は、そろそろ何らかの情報が入るだろう…と予測していたから、それほど驚くこともなかった。

[分かった…深夜の正確な時間帯は?]

━ 午前0:00時から3:00時の時間帯を指す ━

[その帯域なら、いつでもいいのか?]

━ ああ…。では、伝えたぞ ━

 地球外物質はテレパシーを止めると同時に、緑色の光を消した。

 その頃、地球上に降り立っているUFO編隊群と入れ替えに地球を目指す第二編隊群は銀河系星雲に近づきつつあったが、次第に速度を落としていた。城水が住む山近くに着陸しているUFO群指令の返答待ちのためである。場合によってはUターンもあり得た。

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