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「とにかく、今は二人の秘密にしておこう。何かが起きていることは確かだ」

「はい…」

 やがて、いつものように生徒達が登校し始めた。まったく昨日きのうと同じパターンで時が流れていた。

 ここはUFOの指令船の中である。

[城水は、やはり気づいていないようです]

[やはりな…。我々と同じ存在だと認識していないとなれば、好都合なのは好都合だ]

[さっそく、命令を実行しますか?]

[いや、もう少し様子を見てからでも遅くはあるまい]

[分かりました。タイムリミットの720時間後まで実行は停止します]

[それで、いいだろう。そのうち地球上で最高の知能をもつ生命体の意思が分かるだろう…]

[はい…]

 母船内で話し合ってた二体の城水クローン達は、音もなく消え去った。彼等がどこへ消えたのか? それは現在の地球上で到底考えられない彼等の高度な科学技術や文明のなせる場所だった。

 その日の放課後、校庭横にあるベンチに城水と到真とうまの座る姿があった。その姿をクローン[1]は密かに木影から垣間かいま見ていた。むろん、超高感度受信機により二人の会話の音声は完全に傍受ぼうじゅされていた。

「UFOの形はどんなだった?」

「ドーナツ型だったと思います。ほら! よく出てくるやつですよ、先生」

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